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広島県 広島西消防署

 開かれた消防をイメージして設計された消防庁舎

市内の中心を横切る平和大通りを西広島駅方面へ進んで行き、平和記念公園を過ぎてしばらく行くと、なにやら面白い建物が目に入ってきます。
「あれ消防署なんだよ。外国の消防署みたいでしょ?いろいろ見学できるみたいだし、行って見れば?」タクシーの運転手もオススメのその建物こそ、西消防署の庁舎なのです。
西区の防災拠点である西消防署は、建築後40年を経過し老朽化が著しく、大地震等災害時の防災拠点としての機能の付加や事務のOA化等への対応といった新たな機能を充足させるため、建て替えられることとなりました。
建て替えにあたっては、「消防行政とは何かを市民に知ってもらうには、我々の日頃の活動を見てもらうことが最良」と考え、オープンにすることで消防に対する信頼や親近感を高めようと、庁舎は外部から中がうかがえるなど、建物の「透明性」にこだわった「開かれた消防」をイメージして設計され、平成12年3月に新庁舎が竣工しました。

■ 西消防署の外観

特徴的な庁舎には多くの見学者が訪れます。
中には海外の建築家などもやってきます。

展示ロビーの床下には、様々な装備や
写真パネルが展示されています。

■ マスコットキャラクター

広島市消防局には、各署にマスコットキャラクターがいます。
西署のマスコットは、長い鼻や、鼻から勢いよく出る水が消防車のイメージにピッタリということから、象を図案化したキャラクターになっていて、このマスコットとのふれあいを通じて、子供心に火災予防意識を育むために誕生しました。

■ 広島市概要

1589(天正17年)、毛利輝元(毛利元就の孫)が太田川河口デルタにおいて新しい城と城下町の建設に着手し、この地を「広島」と命名しました。
1945年(昭和20年)8月6日、世界最初の原爆が広島市に投下されました。一発の原爆によって一瞬のうちに十数万人が死亡し、市内の建物の大半が倒壊、焼失。原爆投下によって広島は廃虚となりました。
「ヒロシマ」の真実は、世界の恒久平和を実現し、過ちを二度と繰り返さないために、永遠に語り継がれなければなりません。
戦後はめざましい復興を遂げ、現在の広島は中四国最大の都市として活躍し、商業施設が近代的なたたずまいを見せています。
また、元安川河畔のオープンカフェも市民や観光客の人気を集めています。広島市は、味覚やイベントなども多彩。まず、横綱と言えるのが江戸時代から伝わる名産「広島カキ」、独特のソースで味付けする「広島風お好み焼」、そして、お土産の定番で広島県の県花・県木もみじの葉を形どった「もみじ饅頭」、この3が広島を代表する味覚といえるでしょう。
イベントでは、広島と世界を結ぶ花祭り「ひろしまフラワーフェスティバル」や、商売繁盛のお祭り「胡子講」などが大勢の人出で賑わいます。もうひとつ広島っ子が熱狂するイベントといえばスポーツ。プロ野球「広島東洋カープ」、Jリーグ「サンフレッチェ広島」のホームゲームにはたくさんの観客が押し寄せます。
広島市西区の消防庁舎周辺

■ 広島市西消防署概要

区の中央を太田川放水路が流れ、東西には国道2号線およびJR山陽本線・広電宮島線が、また、北に向かって国道54号線およびJR可部線が通っています。区の東部は、平坦なデルタが広がる市街地で、住・工・商の混在地域からなり、西部は、風光明媚な山地丘陵に恵まれており、良好な住宅地が形成されています。
西部商工センターは広域拠点として、己斐・横川地区は地域拠点として、それぞれ多心型都市づくりの核に位置づけられ、その発展が期待されています。また、これらの地区は、JRの駅を中心にターミナル機能が発展しており、コミューター航空を主体とする広島西飛行場のある観音地区とともに、市の交通上の要衝となっています。
臨海部を埋立て造成された西部商工センターは、日本有数の流通・業務の拠点となり、その中核である中央卸売市場は、青果・水産物・食肉等を一体的に取扱い、近郊を含めた「広島市の台所」の役割を果たしています。そして、区の北西部では、新たな都市拠点として整備が行われている「西風新都」と都心部(中広地区)を直結する広島高速4号線(広島西風新都線)が開通しました。付近には、三滝・竜王緑地等の公園があり、太田川放水路の河川敷は運動広場などに開放され、広く市民の身近なレクリェーション・憩いの場として親しまれています。
そんな広島市に欠かせない機能を多く備えた西区を守るのが広島市西消防署。管内には4つの出張所を配し、143人の職員と25台の消防車両をもって、約35平方キロメートルに暮らす約81,000世帯約180,000人の生命・身体・財産を災害から守っています。

 日常の様々な活動が見渡せる庁舎内

庁舎の中に入ると、4階の展示ロビーから、建物内部全体を見渡すことができます。また、アトリウム(吹き抜け)の中では救助訓練やトレーニング、救急教育センターでは実習風景など、日常の様々な活動が見渡せます。
西署は西消防団福島分団の活動拠点となる福島コミュニティ消防センターや、救急救命士の養成や応急手当の普及啓発指導を行う救急教育センターなど複数の施設も併設する多目的な消防庁舎。
救助隊の訓練スペースも庁舎内の中心にある吹き抜けに設けられています。全天候型の訓練スペースによりいつでも訓練が可能。
西署の都救助隊は、過去に「はしご登はん」「ロープ登はん」「ロープ応用登はん」「ロープブリッジ渡過」で全国消防救助技術大会に出場した実績があります。

西区自主防災会連合会の会議風景
出動準備室もガラス張り
出場の緊迫した様子をみる事ができる
 救急救命士の養成を推進中

救急救命士の養成や、市民に対する応急手当の普及啓発指導を行う「救急教育センター」も同じ建物にあります。
現在広島市では全救急隊の救命士常時2名乗務体制に向け、一層の救命士養成を推進中。一人でも多くの命を救うために、広島消防の挑戦が続きます。

施設内での訓練風景
救急教育センターの実習室
奥に見えるのは救急車内を再現したスペース

消防防災意識の高揚に「音楽」を通じて取り組む音楽隊。広島市消防局では音楽隊(男性職員30名)に加えフラッグ隊を編成し、様々なイベントなどで活動しています。この練習施設も西署内にあります。

フィックルプリンセスのおしゃまなお姫さまたち。
地下の体育訓練室で行われるフラッグ訓練
リーダーの國本美由紀さん

フラッグ隊「Fickle Princess(フィックルプリンセス=おしゃまなお姫さま)」は総勢17名。この女性メンバーは非常勤嘱託職員。メンバーは全員、楽器演奏を行い、フラッグ演技は基本的に6~8名で行っています。
フラッグ指導員でリーダーの國本美由紀さんは、「みんなのチームワークで繰り広げる華麗なマーチングと、フラッグの魅力にとりつかれ入隊しました。合奏・フラッグ訓練、また消防局での事務もそれぞれに厳しく辛い事もありますが、市民の皆さんから頂く拍手を活力に、これからも頑張ります!」と意気込み満点!! おしゃまなお姫さまたちの活躍はまだまだ続きます。


西署には指揮調査隊・救助隊・救急隊の3隊が配置されています。
救急隊は高規格救急車、指揮調査隊はポンプ車を運用し、救助隊が救助工作車とはしご車と水槽付ポンプ車を運用しています。

救助隊出場!
素早く救助工作車に乗り込みます

Reported in 2003.