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神奈川県 厚木市消防団

神奈川県の中央に位置する厚木市。東には母なる相模川、西には丹沢の山々を望み、南に目を向ければ、車で数十分のところに湘南の海が広がります。丹沢山系の一つ大山(おおやま)は、古代から人々の信仰の対象とされ、その山容の美しさからも関東の名山のひとつに数えられています。豊かな自然に恵まれる一方で、首都圏における拠点都市としての機能を兼ね備えたまちでもあります。厚木市では災害を未然に防ぐ対策や被害の拡大を防止する対策をあらかじめ行っておくことが大切と考え、災害に強いまちづくりを目指し、「ぼうさいの丘公園」などハード面を中心に整備を進めてきました。さらには人と人とのきずな、助け合いといったソフト面のさらなる充実を目指し、消防団の行動力や組織力の強化を図っています。


厚木市消防団団長(中央)と
副団長(左右)
厚木市消防団は明治28年に設置された"消防組"を前身とし、昭和30年に設置されました。現在では1団8部団52個部に加え、平成17年7月には女性消防団も発足し実員571名を擁しています(平成18年4月1日現在)。

有志の人々によって構成されるこの消防団の人数は、県央地区では相模原市に次いで多い数。同消防団では、県消防操法大会で2回優勝、全国出場と精力的な活動を続けており、昭和30年には日本消防協会から優良消防団として「表彰旗」受賞「竿頭綬」を受章。また、消防庁長官表彰も受けている。これらの優秀な経歴と、大災害・各種災害への積極的な消火活動の功績が認められ、平成15年2月7日に行われた第55回日本消防協会定例表彰式では、全国の消防団にとって最高の名誉である特別表彰「まとい」を受章しました。
さらに、平成18年2月24日には総務省消防庁長官より 「消防団地域活動表彰」 受賞。この賞は地域防災力の向上や消防団活動に深い理解や協力を示している事業所や他の模範となる活動を行っている消防団、団員の確保に特に力を入れている消防団、自治体、事業所などを表彰して全国に紹介し、消防団活動の推進・活性化に役立てようというもの。厚木市消防団は平成17年4月1日に条例定数を改正して、7月1日には市内初めての女性消防団員を登用するなど、市内消防活動の推進に積極的に寄与している功績が認められたのです。

森久保団長は「全国3500余りの消防団の中から選ばれたことを誇りに思う。これを契機により一層安全で安心して暮らせる災害の少ない地域を目指したい」と話しています。
平成15年には 名誉の“まとい”を受章。
消防本部の入口に
誇らしく飾られています。
操法大会へ向けて夜遅くまで続く訓練。県消防操法大会で
2回優勝、全国出場など華々しい成果を残しています。
平成18年度水防演習でのようす。
消防団が活躍しました。
市制50周年記念
厚木市消防出初め式で行われた、
消防団による一斉放水。

厚木市では女性の参加により消防団の活性化や防火・防災思想の普及充実を図るとともに、救命率を向上させるための応急手当の充実をめざす観点から、県下では横浜、川崎、横須賀、相模原の各市に次いで5市目となる「女性消防団」を発足させました。

市内在住在勤の18歳以上の女性を公募したところ、大学生から看護師、歯科衛生士、会社員、主婦に至るまでの幅広い人々から多数の応募があり、面接の上19歳から53歳までの20人が選考されました。そして平成17年7月3日。この20人が真新しい制服に袖を通し、消防本部での辞令交付式に集まりました。

消防団長から「厚木市消防団 本団員に任命する」と辞令が交付されると、女性消防団員の表情もきりりと引き締まります。
女性消防団員には、災害時の後方支援や地域の火災予防の広報活動、応急手当ての普及、高齢者などの災害弱者への対応におけるきめこまやかな心遣いが期待されています。
平成17年7月3日、20人に辞令が交付され、女性消防団が発足しました。
神奈川県消防学校で行われた消防団員基礎教育訓練
新消防団員研修はそろいのTシャツで!
これでチームワークもばっちりです!!
救命率を向上させるための
応急手当の普及活動は
女性消防団の使命!
 
相模原市・厚木市 女性消防団員交流会懇親会
女性消防団員が一日郵便局長に

演奏活動を通じて火災予防思想の普及と向上を図るため昭和42年4月1日に誕生した消防音楽隊。現在は音楽隊長以下職団員(女性消防団員の隊員3人も含む)をあわせ31人を中心に活動しています。

平成17年度中には、恒例の鮎まつりレードのほか、11月20日消防フェスティバル、出初め式、春の火災予防運動に伴う慰問演奏「消防ふれあいコンサート」を行いました。また、音楽隊の充実を図るため、継続的に新隊員の育成訓練に努めています。
音楽を通しての火災予防思想の普及と
向上をめざす消防音楽隊。

厚木市では昭和38年4月1日消防本部・消防署を設置。
現在では248名の職員が団員と一致団結し、厚木市を災害から守っている。
厚木消防で特徴的なのが赤バイ「救急二輪車」です。
平成17年11月1日にデビューした赤バイは、市内の地理的条件や交通事情を考慮し、市民の安全確保と早期の救命処置を行うため、機動力を発揮できるバイクを活用。心肺停止傷病者の救命率向上を狙って導入されました。
AEDなどを積載した赤バイ。
厚木消防署と北消防署に
各1台が配備されている

出初式では厚木市古式消防保存会の
はしご乗りが披露されました。
消防団の
車輌分列行進。
厚木市消防団のBD-I型ポンプ車
厚木市消防団の積載車

市制50年を記念して消防フェスティバルが行われました。
消防団のみなさんによる
ゲームコーナーは大盛況!
車輌の前で記念撮影
女性団員による心肺蘇生法の
指導も行われました。

Reported in 2006.