FIRE RESCUE EMS > 消防情報 > 消防関連団体 > 

日本救急メッセンジャー

F.R.T.のメンバー
自転車レースに救護として参加
特定非営利活動法人「NPO」
特定非営利活動法人は「Nonprofit Organization (ノンプロフィット・オーガニゼーション)」の頭文字をとり「NPO法人」と呼ばれます。これは1995年に発生した阪神・淡路大震災後のボランティアによる救援活動がきっかけとなり、1998年3月に成立したNPO法(特定非営利活動促進法)により誕生したものです。ボランティア活動や市民活動を社会的に支援していくことによって、必要なサービスを創出・提供し、より良い社会をつくりだそうというのが目的です。企業が営利目的で組織されるのに対し、NPOは非営利目的。利益もその団体が行う公益的な活動などに充てられます。「市民と業界と行政を結ぶ懸け橋であり、良きパートナー」がNPOなのです。

 幅広い分野で様々な救急・救命に関する支援活動を行う日本救急メッセンジャー

近年、応急手当講習受講者も増加傾向にあるものの、依然として傷病者に遭遇した場合、傍観者になってしまうのが現状です。応急手当普及活動は受身で行うことが主流。市民自らが進んで応急手当普及を行い、思いやりをもって隣人に手を差し伸べる事ができるようになることが重要な課題でした。そこで救急・救命の知識を持った人々や、人としての思いやりや助け合い精神を持った人々が率先して、様々な救急・救命に関する支援活動を行うことをテーマに設立されたのが「特定非営利活動法人日本救急メッセンジャー」です。このような団体はアメリカやイギリスにはありますが、それまで日本にはありませんでした。
日本(JAPAN)全国の市民に救急(EMERGENCY)の理解と協力が高まるようメッセンジャー(MESSENGER)として伝えて行きたい。それが「J.E.M.」の願いです。

 F.R.T:ファーストレスポンダーチーム (自転車巡回救命隊)
様々な応急手当訓練を受けた隊員(ボランティア)が救急バッグを積載したMTBを駆る「自転車救命隊」。主活動は予め登録された方へ「ハート訪問サービス」。サービス内容は、健康相談、お話相手、散歩同行、買い物同行などなど。外に出るのが不安な方などに同行することで“自立を促進する”目的も含む。
もし途中でけがをしたり、体調を崩しても隊員がいることで安心を提供しています。その他、世田谷区内を巡回していて、巡回中に事故や急病者を発見した場合にも直ちに対応します。渋滞の激しい、狭い道の多い都内では、「自転車」こそ最速の移動手段かもしれません。その自転車を活用した救命活動は高い効果が期待できます。イベント(マラソン大会など)時の救護班としても出張活動を展開しています。
 J.E.M.救命講習

月に1度、都内各所において「救命講習会」を開催しています。J.E.M.の救命講習は「+α」の特徴があります。救命講習を受講される方も年々増えていますが、実際に傷病者を発見すると「声も手も出せない」というのが依然実情としてあります。「何が原因で倒れているのか分からない」「手当によって、悪化したらどうしよう」といった「不安」が枷となってしまっているのではないでしょうか。そこでJ.E.M.の講習では「観察方法」と「解剖生理」を“医療従事者ボランティア(救急救命士や看護師など)”が分かりやすく説明してくれます。CPR(心肺蘇生法)では、身近に起こり得る場面を想定し、シミュレーションを行います。講習は7時間×2日間(半年以内であれば、1日ずつでも可。応相談)。1日は心肺蘇生法・止血法・包帯法といった手技を中心に、より実生活に近い内容を盛り込んだ形で行い、もう1日は、体の作りや理屈、身近な病気等を学ぶ「観察の方法・解剖生理学」を行います。

 救命講習会について(有料)

月に1度、都内の公共地区会館等を借り、開催しております。(世田谷区に限りません)
原則、2日間(7時間×2日間)連続で受講できる方が対象です。(半年以内であれば、1日ずつでも可。応相談)
心肺蘇生法・止血法・包帯法といった手技を中心に、より実生活に近いシミュレーション形で行い、「観察方法」や「解剖生理学」を取り入れております。

MTBで巡回中の
F.R.T.リーダーの矢口さん
救命講習
資器材取扱講習
MTB講習風景

 これまでの活動での体験について (中村仁さん談)

F.R.T.(ファーストレスポンダーチーム)が活動するのは、東京都世田谷区。ここは、交通量の多い道路や、車の入れない狭い路地が入り組む古くからの住宅街があり、都会の中の救急の空白地帯を埋めるべく、F.R.T.は毎日9時から17時まで活動を行っていました。マウンテンバイクの後部に、応急手当資器材を搭載しエリア内を巡回し、急病者や事故・怪我への対応をしています。昨年10月、巡回中に交通事故現場に遭遇しました。道路に倒れていた女性は既に呼吸が止まっている状態。すぐに人工呼吸を開始。たった数分間が長く感じ、「生きて!」祈るような気持ちで救急車の到着を待ちました。事故発生直後から応急手当を始め救急隊に引き継ぐという理想的な連携プレーで、バイスタンダーの真価が発揮できた場面でした。

 J.E.M.活動内容
1

保健、医療又は福祉の増進を図る活動

2
社会教育の推進を図る活動
3
まちづくりの推進を図る活動
4
環境の保全を図る活動
5
災害救援活動
6
地域安全活動
7
国際協力の活動
8
子どもの健全育成を図る活動
9
以上の活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動

Reported in 2003.