消防車両紹介 日本の消防バイク
上の写真は救急用消防バイクです。救命士が乗車して救急車が到着するまでの間に救命処置を行います。しかし、バイクがいくら急いで現場へ向かっても、人間は呼吸停止から4分をすぎると生存率が50%を切ってしまいます。大事な事は、その現場に居る人達の救命手当だと思います。
(群馬県・大田地区消防本部)

情報収集や緊急輸送で活躍する消防&救急バイク

深紅のボディに、輝くサイレン。
化学特捜隊的な防火服に身を包んだ隊員が赤バイで疾走する姿は本当にカッコいいものだと思います。
さてこの赤バイですが、元々は警察の白バイが起源にありました。大正7年に誕生した警察のバイクは、車体が全部赤く塗られていたので俗に赤バイとよばれていたのです。しかし昭和11年には白色に塗り変えられたため、白バイと呼ばれ現在に至っています。消防用の赤バイが誕生したのは、交通渋滞が著しく、消防車の災害現場到着の遅れが問題となってきた大阪市で、赤色灯にサイレンを付け、消火器を積載したバイク部隊を発足させました。
この赤バイは昭和41年12月から「敏動隊」と呼ばれて正式に運用を開始しました。また、東京消防庁でも昭和44年の10月から消防署が所有していた単車を改良し、赤バイとして暫定運用を始め、昭和46年2月には新たにホンダ製のバイクを購入して正式運用されました。この頃から各都市でも消火器を積載し赤色灯を付けた赤バイが見られるようになって来ましたが、あまりにも交通渋滞がひどくなり、危険性が増したとして昭和51年に廃止になったのを期に、各都市の赤バイも姿を消すようになりました。神奈川県の藤沢市では、ホースを積載したホース車とポンプ装置を取付けたポンプ車を導入して2台1組で消防活動をする「消防ポンプ二輪自動車」も配備されていました。
しかし、その後平成7年に発生した「阪神・淡路大震災」に於ける教訓から、消防車が入れない狭い路地でも渋滞でもグイグイと進んで行き、初期消火・情報収集・医薬品等の緊急搬送にも活用出来るバイクの特性が見直され、消防用バイクの導入を図る消防本部が増えてきました。



大震災時の人命救助、初期消火、救急応急処置、情報収集用として、平成7年12月に配備されました。同市消防局で阪神・淡路大震災の際に神戸市で救助活動を行っていた時に、「自動車での移動は難しくなる。バイクが活躍の場となる」ことを実感。より効果的な消防・救助活動を行うためにバイクの導入を決定しました。
(千葉県・市川市消防局)

日本初の救急バイク「パル2」です。人口が多い割に道路が未整備な東久留米市、は渋滞が多く救急車が出動しても時間がかかってしまいます。そこで救急救命士がこのバイクに乗車して2台1組で現場に向かいます。出動と同時に高規格救急車がバイクを追って現場でドッキングするシステムです。当然救急資器材に加えて消火・救助器材も積載しています。
(東京都・東久留米市消防本部)

当時は配置されていた消防署管内の火災等には良く出動していました。昭和51年3月に発生したマンション火災では、この赤バイが一番乗りをして、逃げ遅れた人を救助し、新聞で大きく取り上げられました。
(東京消防庁)


大都市東京に近いこの市では、大きな国道を抱え交通渋滞は毎日続いています。その中に於いて災害にいち早く対処する為に配備されています。赤バイに課せられた最大の任務です。
(埼玉県・和光市消防署)
バックシートに「インパルス」を積載し、火災現場に到着すると、水12リットル入りのバックパックを背負って火災に立ち向かいます。インパルスの引き金がしぼられると、白い霧状の水煙が火煙を吹き飛し、一瞬にして火は消えてしまうほど、インパルスの威力はすごい!
(岐阜県・中濃消防組合消防本部)
救急医療のフェアーで参考出品された大型の高速用救急バイクです。ヨーロッパでは医療行為の出来る救助隊員が、実際に交通事故等に救急バイクで先着して後から到着する救急車やドクターヘリに引き継いで大きな救命効果を上げていますが、日本では道路事情等の問題が多くあり、実現はむずかしいようです。
(参考出品/大型救急バイク)

火災現場への早期到着は元より、消防車の先導や災害現場での交通整理も任務ですが、この川口市では午前と午後に一度ずつ管内のパトロールを行っています。パトロール中に、無線によって火災発生との連絡を受け現場に急行し、無事に火を消しとめたこともあります。
(埼玉県・川口市消防本部)

阪神・淡路大震災の教訓から災害時の情報収集・指揮支援等の活動や、高速道路や山間地域での火災・救助・救急活動に対応するために(クイック・アタッカー)という消防用バイクの運用を平成9年12月から始めました。可搬式消火器具と簡易救助・救護資器材を装備した2台1組で活動します。
(東京消防庁)
消防速消車とフロント部分に書かれているこの赤バイも文字通り火災現場に一足早く到着して積載されている消火器で初期消火を目的としたバイクです。
(静岡県・御殿場小山消防署)

オフロードタイプのこの消防用バイクも、おもに災害現場に先着して情報収集及び通信連絡等に活用されるので消火器等の資器材は装備していません。
(神奈川県・横浜市消防局)

スポーツタイプのこの赤バイ、精悍な姿は災害現場にさっそうと到着してすぐに火を消してくれるイメージがあります。当然2本の大型消火器を積載しています。
(静岡県・富士宮市消防本部)
初期消火活動にあたると共に、山間部で発生しやすい山火事や救助、災害のパトロールも大事な任務の一つとなっています。

(栃木県・日光市消防本部)

通常の消火器を積載した赤バイです。赤バイに乗車する隊員は、白バイと同じ訓練を行って、すべて完了して始めて任務につくことになりますので当然事故等はあってはならない事ですから常日頃の安全運転は言うまでもありません。
(大阪府・枚方寝屋川消防本部)

この救急バイクを東京都にある大学病院で購入して実際に医師が乗車して3ヶ月程試験運用をしましたが、結果的には、はげしい渋滞や乗務する医療関係者の事故等の問題が浮上して運用には至りませんでした。
(参考出品/救急バイク)
消火銃(インパルス)を装備した赤バイです。ちなみにこの消火銃装置、重量約30キロ。空気で圧縮された1リットルの水を発射し、通常の車両火災やボヤ程度の火災なら一発で消し止めるパワーを持っている。
(静岡県・熱海市消防本部)

レスキューバイクと言えると思います。やはり阪神・淡路大震災からの教訓を生かすために、大地震が発生した際に道路は大渋滞となりますから、バイクの機動性を生かして傷病者の居る現場へいち早く到着して救急処置をする事が大事だと思います。
(兵庫県・芦屋市消防本部)


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