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日本の消防団車両

(阿寒湖町消防団/北海道)
消防団に配備されているスノーケル車です。全国の消防団を見てもこの地域だけの車両だと思います。観光地のために配備されているようです。

日本の消防組織制度は江戸時代に始まったことは事実ですが、この制度はあくまで将軍のおひざもとである江戸のことであり、地方にあっては、必ずしも江戸の消防制度そのままという訳ではなく、制度のあるところ、ないところ、地方独特の制度とまちまちでした。
そこで政府は、消防制度の全国統一を図るため、明治27年(1894年)勅令をもって「消防組規則」を公布し、今の市町村消防団の前身である消防組が、全国津々浦々に誕生しました。

大正時代に入ると日清・日露戦争、第一次世界大戦時には、警察の唯一の補助機関とし、国内治安の任務を遂行し急速に発展していきました。その後、第二次世界大戦において、消防組に新しく「防空」という戦争任務が加えられました。
昭和14年(1939年)勅令による「警防団令」が公布され、消防組は「警防団」と呼ばれるようになりました。防空監視や空襲下の救護活動が任務となり、苦しい実戦体験をすることになりました。そして、日本の敗戦によって警防団制度は必要なくなり、元の消防に復す「消防団令」が昭和22年(1947年)に施行され、「消防組」ではなく「消防団」として再出発することになりました。

このように消防団は永い歴史と伝統に培われ、常備消防が未整備の地域を始め、農村や山間部、島部などで郷土愛護精神を元に、水火災等の災害から、国民の生命・身体・財産を守っています。今回はそれら消防団で活躍する車両を紹介いたします。


(大磯町消防団/神奈川県)
昔なつかしいオート三輪車の消防車です。昭和20年代~30年代には数多くの三輪消防車が活躍していました。この三輪消防車は自動車と同じ丸ハンドルですが、初期の三輪消防車は、オートバイと同じバータイプのハンドルで運転は大変だったようです。

(郡山市消防団/福島県)
この車両のように照明車を配備している消防団も全国的に数ヶ所あります。夜間の災害現場には、なくてはならない車両です。小型なので道路の狭い地域での活動も容易です。

(清水市消防団/静岡県)
大型の水槽付ポンプ車です。清水市では他にも数台このような車両を配備しています。コンビナートを受け持つ地区なので、油火災に対応するための装備や器材も積載されています。


(天童市消防団/山形県)
このジープ型司令車も災害活動現場(火災を始め水害や山間部の救助作業等)において消防団部隊が効果的に活動するように指揮運用をするための車両です。

(青梅市消防団/東京都)
大都市東京にも山間部を広く受け持つ消防団では、このように普通ポンプ車が配備されており、常備消防と共に第一線で果敢な活動を行っております。
(高崎市消防団/群馬県)
メリーウェザー社梯子付消防車 (東京消防庁)
消防団の救助工作車です。非常にめずらしく救助車を配備している団は少なく災害現場では、常備消防部隊と連携して救助・救出作業にあたります。

(北九州市消防団/福岡県)
消防団の指揮者や団長等幹部が使用する車両です。災害現場等に出動して消防団活動の指揮・統制にあたります。

(山中湖村消防団/山梨県)
広い地域を受け持つこの地区の消防団では、消火栓等の水利確保には、なにかと時間がかかります。その際にこのタンク付消防車が現場に接近して消火活動を行います。。


(弟子屈町消防団/北海道)
ボンネット型のポンプ車で除雪作業用ドーザーを装備しています。北海道は消防団の車両は消防署の車庫に配備されている事が多く、災害時には機関担当者が消防車を運転して団員をそれぞれの所で乗せて現場に向かいます。

(川崎市消防団/神奈川県)
ボンネット型の消防車ですが、この車両は消防本部で使用されていたポンプ車を、消防本部の車両更新に伴い消防団で使用されるようになった車両です。常に整備されている消防車の第二の人生と言えると思います。

(阿寒消防団/北海道)
雪が多い北海道で不可欠な可変式のスノープラウが装備されています。この車両はメルセデスベンツ・ウニモグで多目的に使用されます。冬季には消防水利周辺の除雪を行い水利を確保する役目もあります。

(成田市消防団/千葉県)
小型動力ポンプ付積載車。消防団の中心的な車両です。小型動力ポンプ・吸管・ホース等消火器具を積載し、搬送することを目的としたもので、動力ポンプの機動化に役立っています。


(大牟田市消防団/福岡県)
道路が狭い地域よりもさらに狭い、住宅密集地などで活躍するミニ消防車です。軽自動車なのでエンジンが小さくポンプ装置は動かせませんが、可搬式ポンプを搭載して消火活動にあたります。
(名古屋市有松消防団/愛知県)
昭和36年製ニッサン(FRB140)3,950ccガソリンエンジン“愛8た1421”は、消防団員と共に伝統ある町並み保存地区有松を、「雨にも負けず、猛火にも恐れず」42年間現役で守り通してきた誇り高き勇車です。
(米沢市消防団/山形県)
往年の名車いすゞTXシリーズも消防団では数多く使用されていました。懐かしいボンネット車ですが、今日はなかなか目にする事ができません。

(御殿場市消防団/静岡県)
この車両は小型の林野工作車です。山間部が多いこの街では、林野火災の多発が予想されるために、この車両が配備されています。
(西宮市消防団/兵庫県)
普通ポンプ車です。消防力を補うために消防団の活躍に期待するところは大であり、通常の災害に常備消防と共に出動して活動します。