ボランティア精神で成り立っている消防団は、基本的には非常備の消防機関であり、特に離島や山間地域等、常備の消防機関が組織されていない地域での消防業務を担っています。消防団のルーツは江戸時代にさかのぼり、当時の町火消と言われています。その後、戦前戦後と自治体消防が確立されるまで消防活動や台風災害活動に当たっていました。自治体においても大震災をはじめ、大きな広域災害では消防職員の絶対数が不足しているため、消防活動を補うため消防団は無くてはならない組織です。しかし、実体としては団員数の減少と高齢化が進み、戦後約200万人いた団員も現在では約90万人となっています。消防団の消防車は、小型動力ポンプ積載車、通常型の消防ポンプ車が中心ですが、多機能型消防車、照明車、救助車、高所放水車等を配備している消防団もあります。中には常備消防を置かない町村で救急車も配置されています。今回はそれらの消防団で活躍する車両を紹介いたします。 宇多津町消防団香川県5トン引きウインチや山林火災用の資機材、さらに救助資機材を積載し、救助工作機能を備えた山林火災車です。現在の消防団は救助に関して任務遂行能力がありませんが、ようやく救助資機材を積載した消防車の配備が始まっています。 ![]() 岐阜市北消防団岐阜県 消防団に配備されている通常型の消防ポンプ車です。消防力を補うために災害現場では消防署と連携して消火・鎮圧・警戒活動に従事します。また、住民の避難誘導や危険箇所等の警戒巡視、行方不明者の捜索と幅広い活動を行います。 ![]() 笛吹市消防団山梨県 出初式で団旗を掲げて行進するミニ消防車です。後部に可搬ポンプを積載し、自然水利を利用して消火活動に当たります。消防ポンプ車が入れない場所で活躍します。
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