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日本の梯子車 パート2


金沢市消防本部石川県 ポンプも装備された35メートル級の先端屈折式梯子車です。ビル火災や高所救助に出動し、石油コンビナート等の火災時には、バスケット内に装備されたリモコン式の大型放水銃で、迅速な大量放水を行うことができる高機能梯子車です。



昭和5年に国産第1号の梯子自動車が広島県呉市内の工場で製作され、呉市消防において使用されていました。機械式の12メートルまで伸びる梯子車でした。
それから80年が過ぎた現在まで、最前線で活躍する梯子車は、日々改良・改造が加えられるとももに高性能・高機能化も進み、今の姿となって各地域で火災や災害に備えています。いつの時代も梯子車は消防車の花形であり、人気も高く頼もしい存在です。

東京消防庁東京都 軽量化が図られた2軸の40メートル級梯子車です。排ガス規制がヨーロッパより厳しくなった日本では、マギルス社の梯子車が配備できなくなりました。そこで、日本のトラックシャーシを一度船でドイツへ送り、マギルス社で梯子を搭載後、再び日本へ送り返して配備されました。
車両イメージクリックで拡大表示できます
富士市消防本部静岡県 先端屈折式の35メートル級梯子車です。バスケットとリフターの同時使用が可能です。また4WS(四輪操舵)もできる最新鋭の機能が詰まった一台です。先端屈折式の配備によって管内での建物に対する架梯可能率は約2倍になったようです。

梯子車には配備される地域性によって10メートル級から50メートル級の種類があり、さらに屈折式や垂直式の梯子車があります。また、最新鋭の梯子車には先端屈折式の車両も見られるようになってきました。海外では、欧米諸国の国々は30メートル級が主流ですが、ロシアを見ると50~60メートル級が多く、中国では100メートルを超える屈折直伸式の梯子車が配備され始めています。


粕屋南部消防組合福岡県 梯子の伸張に合わせて連動する伸縮水路を装備した40メートル級梯子車です。梯子に沿って消火ホースを這わせる従来の方式では、梯子操作が救助活動の障害の一つとなります。伸縮水路を装備することで、様々な活動がよりスムースに行えます。
尾張旭市消防本部愛知県 この梯子車は15メートル級の小型梯子車です。車体が小さいので狭い所への進入も可能です。災害発生率の高い2~3階部分の消火や救助活動等に大きな力を発揮します。ポンプや水槽、ホースカーを装備した梯子車はこのタイプに良く見られます。
高槻市消防本部大阪府 国内の自動車メーカーのシャーシに艤装された先端屈折式の30メートル級梯子車です。災害現場で梯子を架梯する際に最も注意しなくてはならないのが電線です。この梯子車は電線をまたいで架梯することができ、スムーズな消防活動が可能です。

東京消防庁東京都 トラックメーカーと消防車メーカーが共同開発した車体を、2006年に丸みのあるフォルムへのモデルチェンジを行って製作された30メートル級梯子車です。2003年モデルのこの2軸バージョンの梯子車は東京消防庁のオリジナル仕様です。
中間市消防本部福岡県前面はバスのようにも見える30メートル級の梯子車です。最小回転半径を小さくする4WS(四輪操舵)はもちろん、カニ走行も出来ます。バスケットの積載荷重は400kgまで可能で、病院や老人ホームでの災害には、車椅子のまま救助する事ができます。

横浜市消防局神奈川県 35メートル級の梯子車です。屈折式の導入が多い中、昔ながらの直伸式梯子車です。窓やベランダからの進入が容易で、オフィスビル街やマンション等の居住地域で活躍します。横浜市は平成22年4月から安全管理局を消防局へ変更しました。
藤沢市消防本部神奈川県 先端屈折式の30メートル級梯子車です。日本のシャーシにイベコ・マギルス社の梯体を艤装した車両です。今まではシャーシを含めイベコ社の車両で、故障時の部品の入手に日数がかかっていました。シャーシ部分が日本製だと早い対応が可能です。
新潟市消防局新潟県 25メートル級の梯子車で、中高層建造物の災害に大きな威力を発揮します。梯子の軽量化によって作業範囲が広がりました。この車両にはポンプも装備されており、災害現場では直接消火栓から吸水して放水することも可能です。

松本市広域消防局長野県 消防車メーカーとして世界的に有名なイベコ・マギルス社の先端屈折式の30メートル級の梯子車です。先端が2連式となっており、梯体の素材と構造を徹底的に見直して製作されたイベコ・マギルス社の技術に世界の消防から信頼が寄せられています。
尾三消防本部
愛知県 30メートル級の水路管付先端屈折式梯子車です。フェンスに囲まれたビル屋上や電線のある場所での架梯、河川の水難救助や高速道路の災害現場では一般道からの架梯など、従来の梯子車と比べると先端屈折式は大きく進歩した車両と言えます。
佐久広域消防本部長野県 先端屈折式の35メートル級梯子車です。フェンス等の障害物が多いビル屋上の救助には、先端屈折式の機能が大きな働きをします。リフターも装備されているので、先端を架梯することにより要救助者の救出も容易になります。

福井市消防局福井県 この梯子車は50メートル級の国内最長の車両で、4軸の低床式シャーシを使用しています。高層ビルを管内に受け持つ地域では、運用が可能かという道路状況を考慮して、50メートル級の梯子車が配備されますが、全国的にはまだまだ少数です。
岡山市消防局岡山県 40メートル級の梯子車です。昔ながらのノーマルタイプですが、バスケットの許容量が増えて救助範囲が広がりました。この梯子車は高度救助隊が兼任しており、梯子車による救助活動に力を入れています。リフターも装備され迅速な救助活動が可能です。
姫路市消防局兵庫県 30メートル級の梯子車です。この車両には梯子と連動して伸び縮みする伸縮水路が装備され、梯子の上から放水が容易に行えます。現在日本で注目されている先端屈折式は、ヨーロッパでは十数年前から開発され、様々な技術進化が見られます。