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日本の放水塔車

長距離・広範囲に消火活動ができる放水塔車

別名“スクワート車”とも呼ばれています。
スノーケル車と同様に、屈折式の塔先端に装着したリモートコントロール式の大型ノズルより、大量の放水を行い消火活動できる消防車の開発も行われていました。
高い位置から大量に消火放水することによって、長距離・広範囲に渡り消火活動が行えると共に、放水ノズルは地上付近より遠隔操作することができるため、操作性にも優れているので、石油コンビナートを受け持つ消防本部や企業等で多数の導入が図られました。
その後、2節屈折式も3節になったり、先端には破壊装置やテレビカメラを装備する車両も開発されています。石油コンビナートの自衛消防隊等はこの放水塔車と泡原液車・大型化学車の3台(3点セット)で運用されているケースが最も多く見られますが、消防署でも各地で単独で活躍しています。



非常に大型の25メートル級3屈折の放水塔車です。油火災(コンビナート基地)で活躍するのはもちろん、倉庫火災や大規模火災などには、高い所からの注水による延焼防止を有効に行うことが可能です。
(千葉県・市川消防局)

20メートル級の車両です。大きな石油コンビナートを受け持つこの消防局では、油火災に対処するために、他に大型化学車や泡搬送車を装備し、石油会社の自衛消防隊と常に訓練を積み重ねています。
(川崎市消防局)
懐かしい直伸式の放水塔車です。90年代の初め頃まで消防団が使用していました。屈折式が当然の現在ですが、古き時代はこのような形状がポピュラーでした。
(千葉県・八街消防団)

モリタスクワート式の車両です。泡剤と水を積載しており単隊でも出動します。主に油火災等の災害に出動し、東京や神戸市等いくつかの消防本部で活躍しています。
(福岡県・大牟田市消防本部)

石油備蓄基地を備える地域では、災害防止法に基づいて3点セットが配置されています。これは、いくつかの企業が手を組み、共同で防災に当たっている釧路市の20メートル級の車両です。
(北海道・釧路南埠頭共同防災センター)
こちらの車両も、やはり大きな石油コンビナートがある千葉市消防局の20メートル級の放水塔車です。上の川崎市消防局の写真と比べると後部の違いが判ります。
(千葉市消防団)

16メートル級の車両です。ノズルは、油圧により旋回、起伏等を行います。また、高所での窓ガラス、ベニヤ等を破壊できる装置が設けられています。
(東京消防庁)

シングルキャブの20メートル級の車両です。塔の起伏、屈伸、旋回、ノズルの首振り、放水形状の変更等は、すべて地上操作のリモコンコントロールで行えます。
(堺市高石市消防組合)
東京電力で活躍する自衛消防隊の放水塔車です。真ん中にドームのような粉末泡剤を装備した車両です。自衛消防隊の車両は、企業内敷地の消防詰所に配置されているので、普段目にする事は少ないです。
(神奈川県・東京電力東扇島火力発電所)