通常の消防車両には、大規模災害や特殊災害の場合などに必要な資機材を積載していない場合があります。そういった事態に対処するため、大量の消防活動資機材を早期に現場へ搬送し、消防活動を支援するための重要な役目を持つのが資機材搬送車です。
この車両が製作されるようになったのは、昭和60年代に入ってからです。それまでは消防署に配備されていた搬送専用のトラックや予備のポンプ車や広報車両を使用して、現場からの要請に基づいて災害に必要な資機材を搬送するシステムを取っていました。また、消防本部で配備されていない特殊な資機材については、そのつど役所の関係部署へ問い合わせたり、民間の業者に問い合わせるなど、災害現場へ搬送するための準備に相当な時間を要しました。そのために一刻を争う現場では、救助が遅れて尊い生命を救う事ができなくなる可能性もあります。そのような事から、さまざまな消防資機材を迅速に現場へ緊急搬送するこの専用車両が配備されるようになり、常に消防署の車庫で待機しています。