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韓国の消防車両

排煙照明車 [大邱市]
排煙照明車大邱市

大邱(テグ)市で開催された消防防災展での写真ですが、一台で何役もこなす消防車両です。照明装置とともに排煙作業と高発泡による消火作業、さらには消防隊員の空気ボンベの充填作業まで、様々な役目を果たすオールマイティな消防車両です。

ポンプ車 [大邱市]
ポンプ車大邱市

ポンプ車が消防隊の活動の中心を担っているのは韓国も日本も同じですが、韓国のポンプ車はほとんどが水槽付です。容量が1,500リットルから2,000リットルの水槽を装備し、一刻も早く放水して消火活動を行うという韓国の気質が窺えます。

救急車 [大邱市]
救急車大邱市

一般的な救急車で、韓国の救急車には必ず看護士または救命士の資格をもった隊員が乗車しており、高度な救命処置が行われています。現在救急車の警告灯は、血の色をイメージさせる赤から、安全・安心をイメージさせる緑へ変わりつつあります。

韓国の正式な名称は大韓民国。それまで朝鮮と言われ長い歴史のあった国は、1910年、日本に併合され第2次世界大戦終了時まで続いたが、1945年、大戦終了時に日本から独立しました。しかし、その後に勃発した朝鮮戦争によって分断され(停戦協定によって)現在に至っています。韓国は9つの道(日本の県に相当)とソウル特別市及び釜山を含む6つの広域市から構成されています。さらにその下に232の市町村があります。1972年まで消防は警察に属していましたが、組織改正によって警察から独立しました。現在は行政地方自治部(日本の省に相当)内の消防局が所管しています。16の特別市・広域市・道に消防本部を設置して運用しています。韓国の消防車両は近年までほとんどが日本やアメリカ、ドイツ等から輸入していましたが、今では国内のメーカーによって消防車を製作するようになって来ました。今回はその韓国で活躍する消防車両を紹介いたします。 司令車 [釜山市]
司令車釜山市

消防本部や消防署に配備されている車両で、現場で指揮する指揮官の移動に使用されますが、幹部の移動や事務連絡、査察業務等にも使用されています。韓国消防のこのタイプの車両は、前側のドアが白く塗装されているのが特徴です。

救急車 [釜山市]
救急車釜山市

韓国でも救急業務は消防が担当しています。救急車は消防署と消防出張所において必ず一台配置となっています。この救急車は幼児専用の救急車として運用されており、救急車の要請内容が幼児対応と判断された際に出場します。

高齢者専用救急車 [大邱市]
高齢者専用救急車大邱市

高齢者(75歳以上)の救急要請に対応する救急車です。韓国では幼児用などを含めて傷病者の年代に特化した救急車両が見られます。通常の救急車は白と赤ですが、この車両は白と山吹色で、車体カラーで車両の用途が判るようになっています。

空中作業車 [大邱市]
空中作業車大邱市

屈折式の梯子車とも呼ばれる20メートル級の空中作業車です。韓国の市内は、日本同様に電線や看板など、消火・救助活動の障害となる物が多いため、高所での安定した消防活動が行えるバスケットが先端に装備されています。

移動防災教室車 [大邱市]
移動防災教室車大邱市

学童等を対象に防災訓練を行う車両で、車内では無害の煙を発生させての脱出訓練、屋根上では建物の様な部分から避難シューターを使った脱出訓練が行えます。その他、屋外では防災グッズを使用した防災教室も実施できる広報車両です。

梯子車 [大邱市]
梯子車大邱市

韓国のほとんどの都市が、この写真のような50メートル級の梯子車を配備しています。車体シャーシには韓国製のものが使用されていますが、梯体部は欧州や日本製の物が使用されています。

装甲化学車 [釜山市]
装甲化学車釜山市

数年前まで釜山の空港で使用されていましたが、現在は釜山市内の倉庫などが密集する地域の消防署に配備されています。ドイツから輸入されたこの車両は、ヨーロッパでは主に暴徒鎮圧用の放水車として警察が使用しています。

人員輸送車 [ソウル市]
人員輸送車ソウル市

バスをベースにした大型の輸送車です。大きな災害が発生した場合に、応援の消防部隊や消防資機材を搬送したり、市民に対して行う予防運動への人員輸送などにも多く使用されます。他にもワンボックスやマイクロバス等の人員輸送車もあります。

救助車 [ソウル市]
救助車ソウル市

消防は火災時の消火活動と人命救助を主な業務として活動して来ましたが、建物の高層化や地下街の普及、産業施設の大型化等、人命救助の多様化とソウルオリンピックでの偶発的な事故に対応するため、1987年に119特別救助隊が発足しました。

水槽付大型ポンプ車 [ソウル市]
水槽付大型ポンプ車ソウル市

後部に大きな水槽を積載した大型のポンプ車です。現在は少なくなりましたが、十数年前まではよく見かけられました。約4,000リットルの水を積載し、火災現場へ到着と同時に消火活動が行えます。水利が近くにない現場では、大きな力を発揮します。

現場司令車 [ソウル市]
現場司令車ソウル市

災害現場において、情報の収集や部隊運用を効果的に行う現場指揮本部の要となる車両です。各種無線機や図面等の送受信を行うFAX等が積載されています。現場では重要な役割を果たす車両のため、側面にも警告灯が装備されています。

現場司令車 [大邱市]
パワーシャベル車大邱市

民間で使用されているパワーショベルを消防用として流用しています。日本の排除工作車的な活動をする車両で、土砂や木材、瓦礫等の排除作業を行います。先端部はアタッチメント交換が可能で、消防司令車等の先導によって現場へ向かいます。

特殊災害対策車 [大邱市]
特殊災害対策車大邱市

この車両はNBC対応部隊の基幹装備車両として2007年から配備が始まった消防メーカーで有名なローゼンバウアー社の特殊車両です。ソウル市・釜山市・大邱(テグ)市に3台が配備されていますが、現在ではその他の都市にも配備が進んでいます。

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