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懐かしの消防自動車

ポンプ車 大町市消防本部 ※現 北アルプス広域消防本部ポンプ車大町市消防本部

※現 北アルプス広域消防本部

日本の消防自動車の長い歴史の中でも代表的なニッサン180型です。
写真の車両は昭和25年製ですが、元々は昭和16年から作られており、戦時型消防車としても有名な一台です。
手廻しサイレンや立ち上げ式ウインカーが当時を思い出させます。


空港用化学車 東京消防庁
空港用化学車東京消防庁

羽田空港の消防出張所の開設に伴って、昭和38年に配備された航空機災害用の化学車です。自衛隊用の消防車両を製作していた東急車両が手掛け、消防署用としては初めての化学車でした。水タンクと泡剤タンクを装備していました。

特集 懐かしの消防自動車

昔の消防署のシンボルは望楼と車庫にズラリと並ぶ消防車両の勇姿でした。そして火災等が発生すると、消防隊員がすべり棒で降りて来て、防火衣を着用して消防車に飛び乗って出動する姿はどこでも見られました。しかし、現代では望楼はなくなり、車庫のシャッターが閉められている事が多く、消防車両を見る事が出来ない場合も間々見受けられます。普段気づかずに通りすぎてしまう消防署をふと見ると、いつの間にか消防車が変わっている事に気づいた経験はないでしょうか。かつてはどこの地域でも見られたボンネット型の消防車や、独特の形をした懐かしい消防車は、長い歴史の中で進化し、現在の最新鋭の車両に変わっていきました。今回は、あんな消防車もこんな消防車もあったと、古き佳き時代を感じさせてくれる懐かしの消防自動車を紹介します。


空中作業車 岡崎市消防本部
空中作業車岡崎市消防本部

トヨタFC型のボンネットタイプは、ポンプ車等でよく見られましたが、空中作業車としてはトヨタの工場があった岡崎市の一台のみでした。昭和39年に製作された車両で、「スノーケル車」とも呼ばれていました。

小型梯子車 東京消防庁
小型梯子車東京消防庁

高層建物が増えて来た東京では、30メートル級の梯子車の配備が進みましたが、道の狭い住宅密集地での3~5階程度の建物対応するため、この16メートル級梯子車が昭和44年に配備されました。ドアのない飛び乗り式の車両でした。

火災調査車 東京消防庁
火災調査車東京消防庁

昭和33年に配備された救急車を翌年34年に赤く塗り替えて、火災原因の調査のために使用される資機材を装備しました。「火災原因調査員」が発足し、長靴をはいてカメラ等を片手に地道な火災原因調査を行っていました。

梯子車 千葉市消防局
梯子車千葉市消防局

ビル災害に対処するため梯子車導入の声が高まり、昭和35年にこの3連式18メートル級梯子車が配備されました。当時梯子車は珍しく、出初式では花形として市民の喝采を浴びていました。水を汲み上げる吸管とポンプ装置が装備されていました。

救助工作車 広島市消防局
救助工作車広島市消防局

昭和43年に配備された救助工作車です。高度成長時代に入り、複雑多様化する災害に合わせ、各都市で人命救助を主にした救助隊の養成が始まりました。同時に隊員が使用する資機材を積載する救助工作車も製作されるようになりました。

水槽付ポンプ車 廿日市市消防本部
水槽付ポンプ車廿日市市消防本部

昭和33年、広島県の廿日市市に配備された3,000リットルの水槽付ポンプ車です。河川等から水を汲み上げることができる長い吸管がとても印象的です。当初、幌は装備していませんでしたが、隊員の希望により取り付けられました。

水槽付ポンプ車 船橋市消防局
水槽付ポンプ車船橋市消防局

昭和37年に配備された2,800リットルの大きな水槽を装備したポンプ車です。水を積む関係上ホイルベースが4mあり、標準的なポンプ車と比べると非常に長いのが特徴です。ダブルキャブで救助活動も兼ねていたので、屋根には幌を装備していました。

救助工作車 小樽市消防本部
救助工作車小樽市消防本部

昭和44年に配備されたいすゞの救助工作車です。時代とともに専門的な救助活動が求められる中、専用の車両も製作されました。当時は屋根なし、ドアなしが多い中、寒冷地でもある北海道では、隊員の負担を大幅に軽減できる画期的な車両でした。

空中作業車 大阪市消防局
空中作業車大阪市消防局

昭和40年に損害保険協会により寄贈を受けて配備された空中作業車(スノーケル車)です。日本では第一号車として製作された車両が大阪市に配備となって6台目を数えました。2つに屈折する塔の内側には、水路管が装備されていました。

水槽付ポンプ車 水戸市消防本部
水槽付ポンプ車水戸市消防本部

昭和38年に配備された1,500リットルの水槽付ポンプ車です。当時地方の都市では、消火栓や消防水利の整備が進んでいなかったので、このような車両はなくてはならない存在でした。屋根はありませんが、安全性が高く信頼されていた一台です。

水陸両用救助車 横浜市消防局
水陸両用救助車横浜市消防局

湾岸施設が多く、運河も多い横浜市が、洪水や水害時の救助用として昭和41年に開発した車両です。水上ではタービンポンプを利用し、吸い込んだ水をジェット噴流していました。運転席も2つあり、ハンドルも水上用と陸上用の2つありました。

ポンプ付梯子車 呉市消防局
ポンプ付梯子車呉市消防局

昭和41年に製作された3連式18メートル級梯子車です。いすゞのこのバス型シャーシの消防車は、全国各地で数多くの特殊車を見ることができました。側面には消火栓などから直接水を汲み上げる吸管とポンプが装備され、直接放水が可能でした。

トレーラー式泡放射砲車 東京消防庁
トレーラー式泡放射砲車東京消防庁

昭和33年にポンプ車として配備された車両を、東京の装備工場で2,000リットルの泡剤を後部に積載できるように改造し、放射砲車(トレーラー式)を牽引させた特殊車両です。コンビナート火災に対処するため、昭和41年から配備されました。

耐爆化学車 大阪市消防局
耐爆化学車大阪市消防局

昭和44年に配備された車両で、爆発物・倉庫・油火災等の各種火災に対応しました。ボディを覆う鉄板の厚さは1cm、重さは20tで、車高、車幅、全長ともに法で定める限界のサイズで、車上の放水銃に大きな特徴があります。

ボーリング放水車 東京消防庁
ボーリング放水車東京消防庁

大型倉庫やビル火災等で煙が充満し、消防隊員の進入が困難な場合に、ブーム先端のコンクリートコアドリルで建物に穴を開けて放水を行います。この車両は開発試作車でしたが、その後この車両を元にボーリング放水車が完成しました。


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