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在日米軍消防車

ピアス社製
科学災害車
横須賀基地
ピアス社製
梯子車
横須賀基地

危険物災害の処理を専門に扱う部隊が使用する車両です。また、劇毒物を取扱う為に完全密閉型のスーツや、付着した毒物を洗い流すシャワーも装備されています。

基地内には、軍人家族のための高層建物が立ち並ぶ居住地域もあるため、このような約30メートル級の梯子車も配置されています。この梯子車は、地元の消防本部の要請によっては、基地外にも出動します。

K・M・E梯子車
横田基地

この梯子車も基地内にある高層建物災害に備えて配署された30メートル級の梯子車です。残念ながら数年前にこの梯子車は、米国内のアラスカ基地へ配置変えとなってしまいました。梯子車は他に沖縄の海兵隊キャンプ地でも活躍しています。

日本には、米軍の海・空・陸の3軍に加え、海兵隊の12ケ所の基地があります。さらにキャンプ地や弾薬倉庫・軍人家族の居住地域等が数多く点在しています。米国の軍人は、世界中どの地域や基地で勤務をしていても、アメリカ本国と変わらない環境の中で生活できることが保証されているのです。日本にある基地の中はやはりアメリカ。大型のスーパーから映画館やボーリング場等の娯楽施設、病院、そして、ファーストフード店に至るまで、アメリカそのものなのです。
当然警察署もあり、消防署も消防車もあるのです。車両の大半はアメリカ製を使用していますが、一部日本製も使用されています。米軍基地内の消防署で働く消防車両は、まさにアメリカ本土と同じ仕様なのです。アメリカの消防車両の色には、ライムグリーンやイエロー、オレンジ、ブルー、さらにホワイトやブラックと、さまざまな色に塗装されています。これはアメリカには消防車の色に関する法律がなく、自由な色を使用する事が許されているからです。軍隊で使用される消防車も同じ事が言えますが、時世によって軍用色に塗り替えられる事もあります。
米軍の消防隊の責任者や現場指揮者、救助部隊はアメリカの軍人ですが、サブチーフや隊員には日本人が多数勤務しています。火災等の現場でのコンタクトはもちろん英語ですから、日本人の隊員には、ある程度の語学力も必要です。また、日本の消防署と比べると、ヒマでのんびりとしているのでは?と思いがちですが、毎日2~3回の出動があるようです。これは緊急を要する航空機の災害や火災と違って、煙や熱を感知したセンサーの誤報によるものです。基地内にある消防車なので、普段は一般市民の目に触れる機会は少なく、基地の解放日やイベント等で基地内に入場できる際や、地域での出初式に参加した場合に限られてしまうのが少し残念です。また、米軍の消防署と地域の消防本部とは協定を結んでいるため、要請によって基地から外に出て消火活動を行うケースがある事をつけ加えておきたいと思います。


オシュコシ大型科学車

厚木基地

もっとも視認性が高いと言われたレモンイエローに塗られた別名(米軍名)P-19Aタイプの大型化学車です。水の積載量約3,800リットル、泡剤約500リットルで、一般の建物火災から航空機の火災に至るすべての火災に対応する車両です。

ハマー型山林火災車
キャンプ富士
山火事等に対応するための消防車です。アメリカ本国では、ハマー型の消防車が良く見られますが、米軍でも消防用として採用されています。可搬ポンプを装備し、水300リットルを積載しています。
三菱ふそう
水槽付ポンプ車
横須賀基地
基地内や近郊には数多くの軍人の家族が生活する住居区域があります。日本のメーカーで製作されたこのポンプ車は、一般火災用に対応する為に各地区の消防署に配備されている一台です。フロントの顔は日本車ですが、装備等のサイズはすべてアメリカサイズとなっています。

オシュコシ空港用大型科学車
横田基地

世界最大・最強の消防車と言われた航空機火災用の消防車です。23トンの水と2トンの消火液を積んで、時速80キロで走るこの消防車の重量はなんと60トン。1分間に11トンの水を100メートル先まで放水する事ができ、世界一の消防車と言えます。残念ながら現在は、その雄姿を見る事ができません。

いすゞ水槽付ポ
キャンプ富士
日本の消防車メーカーが製作したこの車両には、約1,900リットルの水を積載しており、一般火災用に対処する消防車です。また、レスキューツールも積載しているので、救助作業に当る事もあるようです。

エマージェンシーワン
空港用大型化学車

横田基地

この車両は、横田基地で中心的な活躍をするクラッシュ・テンダーと呼ばれる消防車です。12,500リットルの水と1,900リットルの泡剤を積載し、この基地に4台が配備されています。事故と共に滑走路へ飛び出して行きます。

G・M・C救助工作車
三沢基地
空軍の基地でもある三沢では、毎日航空機の発着がくりかえされています。もし緊急着陸等の事故が発生した場合に、化学車と同時にこの救助車も出動し乗員の救出や消火の支援を行います。
K・M・E水槽付ポンプ車
横田基地
四輪駆動車であるこの消防車の水の積載量は約3,800リットル。初期消火は車内のタンクに貯蔵した水で行い、その後消火栓の水に切り替えます。戦争時に消防車両も軍用色に塗り替えられました。

ワード・ラフランス水槽付ポンプ車
三沢基地
基地内のあらゆる災害に出動する第一線車です。一般住居の火災を始め、航空機の事故や爆発火災では、送水等の後方支援活動を行います。水の積載量は約1,200リットルで、油火災にも対応するために泡剤も約210リットル積載しています。
フォード救急車
横田基地
航空機事故等の災害によるケガ人を運ぶために救急車も米軍の基地では各所に配置されています。当然救急車内においては、同乗しているパラメディック(医師の資格を持った救急隊員)が急病人・ケガ人の治療にあたり、病室まで搬送します。

いすゞ水槽付ポンプ車
沖縄県米軍基地
フロントマスクは見慣れたいすゞの消防車ですが、すべてアメリカ仕様となっています。沖縄県は国内でも数多く在日米軍の基地や施設があります。それらの施設等を火災から守る為に、多くの日本車を改良した消防車が活躍しています。
インターナショナル水槽車
厚木基地
水を約7,600リットル積載したホワイト一色の水槽車です。航空機の事故等の災害時に空港用化学車へ水を送る事が、この車両の役目です。

フォード小型化学車

横田基地

ドライケミカル(粉末消化剤)を積載した航空機災害用の小型の化学車です。この消火剤は別名ドライパウダーとも言われ、可燃性金属火災に有効とされています。

シボレー消防隊長用車
横田基地
災害現場で指揮に当たる、ファイヤーチーフが乗車する車両です。なんとここでは隊長自ら運転して現場へ向うそうです。
トヨタ消防司令車
横須賀基地
災害現場で指揮車両として消防隊のチーフが出動する際に使用しますが、連絡用あるいは資器材の搬送にも使用する事があります。