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平成21年 広島市消防出初式

この広島市消防出初式は例年、広島市中央公園において開催していましたが、今年度は自治体消防制度60周年の節目である事、また、51年間愛され続けた広島市民球場の最後の年という事で、職員の中から「消防出初式を市民球場で開催してはどうだろうか」という提案があり、関係機関の協力を得て、実現しました。
会場である広島市民球場は昭和31年に建設されて以来51年の長きにわたり広島市民とともに歩んで来ましたが、2009年3月にその幕を閉じようとしています。このような記念すべき年に広島市民球場で消防出初式を挙行し、参加された方々にも深く記憶に刻まれました。

旗手隊指揮者 安佐北消防署 井手副署長を先頭に、1600名が分列行進しました。
(旗手隊、国際消防救助隊、緊急消防援助隊、制服隊、消防団、災害対応隊、防火衣隊、林野火災装備隊、化学防護衣隊、救急隊、自主防災会、自衛消防隊、BFC鼓笛隊、はしご乗り、長束木遣り、文教太鼓)

制服隊
火災や地震などの消防・防災活動を始め、火災予防、消防施設や資器材の管理など、消防事務全般を行います。また、この制服は階級職である消防職員を象徴する服装であり、各種の式典で着用するものです。
ヘリコプター
広島市の消防ヘリコプターと広島県防災ヘリコプターです。
県内全域をこの2機体制でカバーし、林野火災、災害救助活動、救急搬送を初めとし、各種の調査、広報活動など多方面にわたりその機動力を発揮しています。
部隊観閲
部隊観閲は消防における儀式の一つとして行われ、市長、消防局長、連合消防団長などが、観閲者となり出初式や表彰式などで行うものです。
国際消防救助隊
海外で発生した災害に派遣される救助隊で、現在、広島市から20名の隊員が登録されています。
消防団

広島市の消防団は、8消防団(中消防団、東消防団、南消防団、西消防団、安佐南消防団、安佐北消防団、安芸消防団、佐伯消防団)団員2753名、車両は156台で地域における防災の要として災害活動に貢献しています。

女性消防団
開式の辞
市長式辞 表彰式

田村義典 広島市消防局長

秋葉忠利 広島市長

地域の消防・防災活動に貢献された方々の表彰式を行いました。

消防パレード

広島市民球場前を出発し広島市内を勇壮にパレードしました。

はしご乗り演技

広島市消防局はしご乗り同好会、広島市消防団、呉市消防団の合同による「はしご乗り」。消防団員32名の持ち手に支えられながら、そして、江波伝漕保存会、江波分団の方々による広島木遣りにより、広島市消防局はしご乗り同好会の面々が、乗り手を努め、三位一体のはしご乗りが披露されました。江戸時代に「町火消し」として選ばれた者が、激しい炎や煙りと戦いながら、この、はしご乗りの技を磨き、今日まで受け継がれています。はしご乗りを初めて行ったのは、江戸に在住していた加賀トビだと言われています。うえのいけの橋付近で出火したとの知らせに出動し駆け付けたが、一向に火の手が見えない。そこで持参した「はしご」を立て、急場の「火の見やぐら」の代用に付近を見渡したのが、はしご乗りの由来だと言われています。
文教太鼓

広島文教女子大学附属高等学校、和太鼓部の皆さんによる「文教太鼓」。県内唯一の女子高生だけの和太鼓団体として創部16年目を迎えます。部員26名が力を合わせ、心を込めて演奏しました。

音楽隊

広島市消防音楽隊によるドリル演奏。隊長以下46名で編成され消防出初め式を始め、市内各地で行われる消防・防災行事などに出演し、音楽を通じて防火・防災を呼び掛けています。
公開訓練

自主防災会による初期消火訓練として消火器と水バケツリレーが行われました。
自主防災会は地域住民の方が「自分達の地域は自分達で守ろう」という連帯感に基づき、自主的に結成される組織で、災害発生時における被害軽減のため、様々な取り組みを行っています。活動として、防災訓練の実施、避難計画の作成、防災知識の普及啓発を図る他、各種研修会に参加するなど、様々な取り組みを行っています。

自衛消防隊による倒壊建物からの救出・救護訓練、動力消火ポンプを活用した消火訓練が行われました。バールや担架などの救助資器材で懸命に救出・救護活動が行われました。動力消火ポンプ消火班が倒壊建物から発生した火災を消火しました。

高層建物救助訓練
広島市消防局が初めて広島市民球場で行ったこの訓練は、市民球場バックスクリーンを建物に見立てて、屋上の逃げ遅れた人を救出するという想定で、中消防署の水落警防司令管の総指揮のもと、活動隊員総勢65名で訓練披露をしました。
この訓練では市民球場内へ消防車両が進入できない為、創意工夫をした救出活動が行われました。

実戦応急操法 似島女性消防隊
似島女性消防隊は昭和48年4月に広島市で唯一の女性消防隊として主婦等を中心に結成され、島の火災予防や初期消火活動を一手に担い、大きな成果を上げています。
団員は現在33名で結成から35年の伝統ある女性消防隊です。
火災から尊い命や財産を守る為、日夜訓練に励んでいます。
実戦応急操法訓練 広島市消防団 8分団

8消防団から選抜された精鋭でライト側から順に、 中消防団の中島吉島分団、東消防団の馬木分団、南消防団の荒神分団、西消防団の観音分団、安佐南消防団の山本分団、安佐北消防団の鈴張分団、安芸消防団の瀬野分団、佐伯消防団の上水内分団です。

この操法は指揮者1名と団員3名の計4名が一組となり協力して、可搬ポンプを操作し、消防隊から中継送水を受け1本のホースを延長し号令を合図にスタンドに向けて一斉放水を行いその威力を披露しました。消防団員は、郷土愛護の精神に燃えた有志の方々によって結成され地域の火災だけで無く、風水害などにも出動し、活躍しています。また今日では、消防団員が地域の防災リーダーとして自主防災会の指導を行う等、地域のコミュニティー活動も積極的に取り組んでいます。さらに、消防団の充実を図る為、若い皆様の力を求めています。

新春の空に広島が災害の無い、平和な1年となるよう、また世界が平和になるよう願う消防職員・消防団員の声が、この様に大きく、そして、高く響く事を願い、広島市民球場の西側、本川左岸において8消防団、21隊により華々しく一斉放水が行われました。

参加記念品として
「広島市民球場の土」が
先着3000名に配布されました。

市民の皆様に消防を身近に感じてもらうために『住宅用火災警報器展示コーナー』・『大声コンテスト「火事じゃ~」』・『消防クイズラリー』などのふれあい広場が設けられました。

地震体験コーナー
消防車両展示・記念撮影コーナー
救急コーナー
会場の外でも「はしご乗り」が披露され
間近で見た観客から歓声が上がっていました。
炊き出し訓練が行われ試食として「五目飯」や「豚汁」が振る舞われました。