平成23年10月19日、神奈川県横浜市の横浜市消防訓練センターにおいて第20回全国女性消防操法大会が開催されました。この大会は総務省消防庁と財団法人日本消防協会の主催で昭和60年より開催されているもので、女性消防隊の消防技術向上と士気の高揚を図り、地域における消防活動の充実に寄与することを目的としています。 大会は都道府県代表の女性団員等が、迅速・確実かつ安全に行動するために定められた消防用機械器具の取扱いと操作の基本について、技術を競います。今年は東日本大震災に伴う諸事情により、岩手県・宮城県・福島県が出場を辞退。女性消防隊44隊が出場し、熱戦が繰り広げられました。 操法競技は、午前10時40分から開始。2コースに別れ、熱戦が繰り広げられました。競技は指揮者と1番員から4番員までの隊員の5名で、D-1級軽可搬ポンプ(日本消防協会仕様の二輪台車付)と3本のホースを使用し、軽可搬ポンプ操法(5人操法)を行います。5名の隊員が協力し合い、手びろめにより二重巻きホースを一線延長。放水により2つの標的を落とすまでの時間と行動、操作、安全性、士気、規律、機械器具の精通とその愛護などが審査されます。 日本一の栄冠には岡山県・真庭市女性消防隊が輝き、優秀選手表彰として10名の隊員に個人表彰が行われました。
日本一の栄冠に輝いた岡山県・真庭市女性消防隊のみなさん。
操法競技終了後には、総務省消防庁と財団法人日本消防協会が貸与・交付している消防団多機能型車両等(救助活動用の資機材を搭載した小型ポンプ積載車)を使用した訓練展示も実施されました。訓練は大地震により建物が倒壊し内部に住民が閉じ込められ、さらに火災が発生したとの想定で、神奈川県内の3消防団(茅ヶ崎市消防団・三浦市消防団・横浜市港北消防団)が参加。団員19名のうち、女性団員も7名が参加しました。団員らはそれぞれ積載資機材を活用し、救助活動や応急救護及び消火活動等一連の活動を行い、消防団の幅広い活動の重要性と地域防災に果たす役割を広くアピールしました。 倒壊家屋の現場に到着した茅ヶ崎市消防団。 状況を確認し、救助資機材搭載型車両を駆使して 携帯用コンクリート破壊器具によりブロ エンジンカッターによりパイプ切断を行う女性消防団員。 破壊活動により進入口を設定し、倒壊 救出した要救助者に対し、AEDを用い 倒壊した家屋で火災が発生。三浦市消防団が現場に駆 すばやくホースを延長し、放水を開始。 モデルをやりながら消防吏員を目指して勉強中と話すのは、東京都・新宿女性消防隊に所属するゆかさん。福井県出身のゆかさんは先輩の死を目の当たりにしたという経験から、命を救う仕事として消防の世界を目指したといいます。消防を目指して上京。知り合いの紹介で新宿消防署に訪れ、それをきっかけに女性消防隊に入ったそうです。この大会には選抜で選ばれ出場しました。「5月から訓練を始め、大会に向けた訓練は40回程度。ですが、参加するなら優秀選手を目指そう!と思いました」2番員としてホース延長と伝令で華麗な走りを魅せたゆかさんは、将来について「消防吏員になれたら、はしご機関員をやってみたいです。その前に、モデルとして東京ガールズコレクションに出たいという夢もあります(笑)」と話します。新宿女性消防隊の皆さん
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