ドイツ東部、エルベ河の沿岸に位置するザクセン州の州都がドレスデン。芸術と文化の街として世界の人々に広く知られており、ワーグナーやウェーバーといった偉大な作曲家を輩出している。約330平方キロメートルの市域に約52万人の人々が暮らしており、この市域を4つに区切り、各エリアに消防署を配置。また、郊外エリアを義勇消防隊(ボランティア)が守るという連携体制により守りが固められている。4署にはそれぞれ、地域特性にあった特定任務が付与されている。中心部に位置するFIRE
HOUSE1は特別救助隊配置署として、人命救助活動のスペシャリストが常駐。FIRE HOUSE2は工業地帯に位置していることから、毒劇物災害に対応する特殊災害対応部隊を配置。FIRE
HOUSE3は救急・救助に関する指導的立場として研修所的位置づけとなっている。FIRE HOUSE4はマンションなどが立ち並ぶ住宅エリアを担当。日本で言う都市型ロープレスキュー対応部隊が置かれている。
1868年に開署したFIRE HOUSE1は4つの消防署の中で最も古く、管内人口は12万人。現在は、ドレスデン消防の本部機能を受け持ち、112コールの受付や指令管制業務も担っているが、2年後にドレスデン市域のど真ん中に新たなメインステーションが完成予定で、本部機能は今後そちらに移管される予定だ。緑豊かなドレスデンは市域の約60%が森林地帯で、FIRE
HOUSE1はその大半を受け持っている(管内の約80%が森林地帯)。規模は小さいながらも年間約20件程度の林野火災が発生しているそうだ。
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いかにもドイツらしい石造りの街並みを抜けると、消防署が姿を現す。車庫棟(正面左手)の屋根の上には時計台のような望楼が備わっている。
海外の消防車両といえば大型サイズを連想するが、ドレスデン消防の車両は日本の車両とほとんど変わらないサイズばかり。実は狭隘道路が多いために、その対策としてコンパクトなサイズで車両を製作しているのだ。
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