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 レポート#74 アメリカ合衆国 ハワイ州 ハワイレポート1 オアフ島 / HAWAII Report1 Oahu

ハワイには、世界中から年間630万人(日本から約150万人)もの観光客が訪れる。そんな魅力溢れる常夏のハワイで、波と風とともに働いている消防士たち。オアフ島の消防士は日系人がほとんど。日系人が多い理由は、1868年に行われた日系移民の歴史があるからだ。「夢の島ハワイで一旗揚げよう!」とブローカーに誘われ、借金までして、太平洋を渡る長い船旅に耐え、ハワイにやって来たその当時の日本人達。しかし、ハワイで待ち受けていたものは、炎天下にサトウキビ畑で働く、過酷な農作業だった。勤勉な日本人移民は、来る日も来る日も、午前4時から午後4時まで、サソリやムカデから身を守りながら、広大な土地を耕し、サトウキビを植え、収穫し、死にものぐるいで一生懸命に働いた。そして、厳しい労働期間を耐え抜いた日本人移民は、ハワイの地に残り、銀行家、公務員、弁護士、教職員など、社会的地位の高い職を全うし、信頼を築いた。
今現在活躍する、ハワイの日系消防士達には、過酷な環境に挑み、力強く、逞しく生きてきた先祖たちの血が流れている。インタビューを通して、私は、彼らが日本人としての気高い誇りを持っていることを感じた。そして、彼らと話していると、まるで日本の消防士達にインタビューしているような気分になった。私自身もまた、日本人であることに、改めて強い自信と誇りを感じたのは、言うまでもない。

1本99セント(約100円)で売られていたレイ。
カラフルなレイは集客効果が高いので、店頭に置いてある。
ワイキキビーチに立つ、有名なハワイのレジェンドサーファー、デューク・カハナモクの銅像。
この前で写真を撮るカップルは多い。海が好きだったデュークの銅像を道路向きではなく、海向きに立て直す計画もあるが、約20年近く賛否両論で決着が付かないそうだ。
 

ワイキキで一番有名なランドマークと言えばやはりロイヤルハワイアンホテル。建物は古いが、古き良きハワイを感じられ、調度品や壁の彫刻など、昔ながらの高級感に感動する。ワイキキビーチにも面し、景色も最高!


アロハフェスティバルのパレード。
ハワイ全島のハワイアン関係者が集まって行われるハワイ最大のパレード。約1万人がパレードし、観客は3万人を越える。
ホノルル市消防局の初代局長は
なんと、野球の発明者だった。

詳しくはこちらで!
http://en.wikipedia.org/
wiki/Alexander_Cartwright

僅かな光でも反射
するゴールドの
反射ステッカー。
各車両のドアに
張られている。

レスキューカンパニー1のキャプテン(向かって左)と隊員たち。中央の2人は、非番日にモデルやタレントの仕事をしている。 2人とも「ベイ・ウォッチ」というテレビ番組に出演したことを自慢していた。ちなみに、モデルの収入の方が消防士の給料よりも良いそうだ。
こんな青空の下で訓練できたら、すがすがしいだろうな?と感じる消防学校。初任科生の数は、前年の退職者の数によって、毎年、採用人数が変わる。ただし、第一次テストの合格点数は100点中の95点、消防職は人気があり、競争率は、180倍だそうだ。
地上からヘリをサポート消防ヘリコプター出動時に、必要な道具や資機材を用意するユニット。主に山岳救助に必要なアルミカラビナやロープ類が多く積載されている。山岳救助の場合、ヘリに乗っている隊員が、降下して要救助者を観察、および、現場状況報告を行い、応援隊員は険しい山道をほとんど手ぶらで救助に向かい、現着後、ヘリから救助に必要な資機材を空中から隊員へ渡す。
タンカー火災などのレスキュー時、レスキューカンパニーの隊員がコーストガードのヘリに乗り、現場へ出動することがある。緊急時、迅速に活動できるように、ラペリングの際のアンカーを取る金具をチェック、ヘリ内のスペースを確認、道具の選定など入念にプランを立てていた。私が現役の時には同じヘリを使っていたので、覚えている限り説明したら、「Youarehired!(今日から採用決定!)」とキャプテンから肩を叩かれた。
コーストガードのヘリコプター"ドンファン"。事故現場から医療機関への患者搬送や船舶事故、麻薬密輸阻止など、業務範囲は多様。コーストガードの職員は、消防署員と仲が良く、非番の日には、バスケットボールや野球、スポーツの後はバーベキュー等をしてコミュニケーションを高めている。

梯子車伸梯訓練後の記念撮影。皆、サーファーなので小麦色に焼けていた。シャカサインも自然。
後ろにボートを牽引し、コーストガードとの合同訓練に来ていたレスキューカンパニー1の車両。「このボート、火災の時には邪魔になるでしょう?」と聞くと、水難救助事故以外に出動するときには、ボートを現場近くの消防署に預けていくそうだ。ん〜、とても合理的…。
ホノルル市消防局の3人乗りヘリ。主に山林火災、山岳救助、各種災害現場の上空からの現場指揮、および支援活動。資料、広報用の撮影に使う。テールローターがないので、ラペリング降下の際、ロープの絡みの危険性がない。月の平均出動回数は40回だそうだ。
オアフ島の継続救急教育オンラインシステム「E-leaning」は全米でも有名。テロ対策、要人保護、米軍基地対策などが、国防情報も盛り込まれているため、アクセス元パソコンのメールアドレスを自動で認識された後に、各隊員に割り当てられた個人パスワードを入力してからでないとアクセスできない。
レスキューカンパニーとペアで火災出動するカポレイ消防署のタワー・トラック。隊員達の話では、車両が新しくなるたびに車高が高くなり、乗り降りが大変になるとこぼしていた。数年前からこの消防署が位置する周りが、狭い道路に囲まれた新興住宅地になってしまい、梯子車は遠回りをして出動しなければならなくなってしまった。もし、道を間違えるとバックで出てこないと脱出できないくらい狭いそうだ。
カポレイ消防署の梯子車の後ろにあるアウトリガー操作盤を扱うエリック機関員。オリジナルの安全設定が、繊細すぎるので、アウトリガーだけの設定に時間が掛かりすぎるそうだ。また、スクリーンも日中は、非常に見づらいモニターだそうだ。
遊びに来ていた友人と一緒にバスケットに載せてもらった。とても広く、フル装備の隊員が余裕で4人ほど乗れる感じだ。スピーカーマイクで話しながら、バスケットを操作し、ガクンと止まることもなく、スムーズでとても安定した乗り心地だった。


Reported in 2004.