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 レポート#81 アメリカ合衆国 ハワイ州 ハワイレポート3 カウアイ島 / HAWAII Report3 Kauai

カウアイ島は何度訪れても「家族や仲間を大切にする島」だと感じる。消防士たちも同じ署に家族や親戚が当たり前に働いていて、どの署を訪れても家にいるような和んだ雰囲気だ。近年は、アメリカ本土の大都市からの観光客が急増し、自然に慣れていないのか、ハイキングやトレッキング中の山岳遭難事故、崖からの転落事故が増えているらしい。また、事故が起こる時間帯は午後2時前後に多いため、この時間帯は、どの隊も管轄署に戻るように指示されている。山岳事故の予防策としては、午前中のみ登山口にステーションを設け、ルートマップに事故発生時の対処法などを説明したコピーを配布している。

今回の取材で感じたことは、カウアイ島のように人口が少なく、職員数が少ない消防組織ほど、警察や国立公園職員との連携活動がスムーズに行われているということ。さらにライフガードを目指す、ジュニアのライフセーバー達には、海難救助だけではなく、山岳救助も教えている。訓練が終わるとビーチで皆が仲良くバーベキューをしたり、バレーボールを楽しむなど、コミュニケーションを深めていた。みんな心から家族なんだと感じられるひとときだ。


ハワイアングースのネネ。希少動物として保護されている。人なつっこいが、エサをあげてはいけない。
ここのオーガニックコーヒーは、7種類のフレーバーが楽しめる本格派コーヒー。
写真上)カウアイ島の赤土で染めたTシャツ。1枚10ドルは安い。
写真左)赤土のフォーメーションが美しいワイメアキャニオン。この日はあいにく曇りだったが、霧が立ちこめ神聖な雰囲気だった。
米国旗とハワイの州旗、ハワイの旗にはハワイ8島を表す8本の線と、カメハメハ1世当時にハワイの旗として英国から送られたユニオンジャックが左上にデザインしてある。
カウアイ島には無数の滝があり、どの滝も目立つ位置に必ず「立入禁止」の標識があるが、滝の魅力に誘われて?滝つぼに落ちる人があとを絶たないとか。

ライフガード組織は、カウアイ消防局内にある。ノースショアを守る彼らは、3才の頃からこのビーチで育っているので、波のコンディションも潮の流れも知り尽くしている。ライフガードに憧れる子供達も多い。


カウアイ島は、通り雨が多く、濡れた道路に太陽の光が反射しているのを海だと間違えて、上空から道路にダイビングする鳥がいる。ケガをした鳥や痙攣している鳥を住人が見つけ、消防署に運んでくる。一時的に署で保護された後、野鳥保護センターに引き取られる。鳥にとってはとんだ災難だ。
カウアイ消防局長のテディ・ウィリアムズさんに取材の挨拶に伺ったとき、「消防士はみな家族だから」と快く受け入れてくれた。

カウアイ島の北側が管轄のワイルア消防署。このエリアは水難事故、山岳事故、交通事故が多く、レスキューの出場が年間を通して多いそうだ。
ミリタリーから引き継いだハマーの山岳救助車。ホイルベースが長いので、山奥に入り込んでしまうとUターンするのが大変だそうだ。
カウアイ島の西部を守るカパア消防署は、交通事故のレスキュー出場件数が多い。機関員のジョンさんはライフガード歴16年のベテラン隊員。趣味はやっぱりサーフィンと釣り。

ハナレイは、のんびりとした環境にあるが、冬場は高波で遊ぶサーファーが波にまかれる事故が頻発する。夏場は、コーストガードと連携したサーフレスキューの訓練を定期的に行っている。


Reported in 2005.