2016.07.11

消防車両紹介京都市,歴史,消防車両

消防の歴史を築いた懐かしの消防車両「救急隊車両」

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SPECIAL ISSUE CLASSIC FIRE ENGINE by KYOTO CITY FIRE DEPARTMENT

日本の消防車両は自治体消防発足以降、徐々にその台数やバリエーションが拡充していきました。今日では多種多様な消防車両が人々の安全で安心な生活を守っていますが、そのラインナップの原型が確立したのも自治体消防発足前後の時期といえます。しかし、消防史に残る当時の車両たちの姿は、今となってはなかなか目にすることはできません。ここでは京都市消防局に配備されていた車両を通し、消防車両の歴史を見ていきたいと思います。

救急隊車両

177_1
昭和30 年に更新された上京消防署の救急車は、シボレー1950年型救急車と呼ばれるモデル。ライトバン型乗用車の内部を改造して救急車にしているため、従来の車両よりもエンジン性能の向上と車両の軽量化が図られ、サスペンションも良くなり、傷病者への負担も少なくなりました。
 

177_2下京消防署に配置されていたダッジ1935 年製。京都市初の救急車。写真は昭和23年頃に撮影されたもの。
 

177_3昭和23年に上京消防署へ配置された救急車は日産戦時型トラック車両を改装して救急車としたもの。
 

177_4左京消防署に配置されたフォード1951年製車を用いた救急車。この当時はライトバン型車両が定番でした。
  

京都市における救急業務の歴史は、自治体消防発足以前の昭和11年8月の初代救急車配備に始まります。この車両は明治37年に創業した京都初のフランス料理店「萬養軒」の主人、伊谷市郎兵衛氏から寄贈を受けたもの。氏は客人のもてなしに心を砕きながらあるアイデアを思いつきます。「一度店がつぶれたのに、また立ち直って、おかげさまで繁盛している。京都の皆さんにその恩を返さなければ。アメリカから救急車を輸入して市に寄付しよう」

こうして寄贈されたのがダッジ1935年型といわれる輸入救急車と付属品一式。これにより京都の救急車の歴史は始まりました。以降、救急隊の増強や車両更新として新たな救急車が登場しますが、昭和20年代~30年代にかけてはフォードやシボレー、そしてダッジといった海外製車両が用いられていました。
 

177_5中京消防署に配置されたシボレーステーションワゴン1951年製車を用いた救急車。
  

177_6当時のストレッチャーはシンプルな担架にキャスター付きの脚が付いたものを使用していました。
  

177_7ライトバン型車両の場合は車内の天井がどうしても低くなります。そこで、ワンボックス型が後に主流となり、現在の高規格救急車に繋がります。
 


SUMMER 2016/FIRE RESCUE EMS vol.74
写真:宮脇健氏 文:木下慎次氏 参考引用:京都消防歴史資料館(リンクはこちら

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