2016.04.11

消防車両紹介京都市,歴史,消防車両

消防の歴史を築いた懐かしの消防車両「銀龍号」

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SPECIAL ISSUE CLASSIC FIRE ENGINE by KYOTO CITY FIRE DEPARTMENT
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日本の消防車両は自治体消防発足以降、徐々にその台数やバリエーションが拡充していきました。今日では多種多様な消防車両が人々の安全で安心な生活を守っていますが、そのラインナップの原型が確立したのも自治体消防発足前後の時期といえます。しかし、消防史に残る当時の車両たちの姿は、今となってはなかなか目にすることはできません。ここでは京都市消防局に配備されていた車両を通し、消防車両の歴史を見ていきたいと思います。

銀龍号 GINRYUGO

伸縮式放水塔・水槽付ポンプ車

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垂直昇降式の放水塔は約6mまで伸ばすことができる

 

自治体消防発足前後といえば、木造建物が圧倒的に多い時代。火災が発生した際には延焼拡大してしまいやすく、大量放水による一挙鎮圧という消火スタイルが定番でした。そうした時代背景の下、昭和26年ころに京都市消防局が大規模木造建築物対策用として導入したのが、この車両です。
 

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ボンネットタイプの軍用車両をベースに製作された銀龍号

 

アメリカの自動車メーカーのダイアモンドTモーター社が製造した6トン級の軍用車両をベースに艤装したもので、ポンプ装置に加えて4000Lの水槽を搭載し、高い放水性能を誇ります。さらに、車両中央部には垂直昇降式の放水塔を備えており、塔上の放水台座は360度の回転が可能。最大で地上より約6mまで伸ばすことができました。中高層建物などを対象にした消火・救出ではなく、大規模木造建築物対策用という位置づけであり、塔上から大量の俯瞰注水を行うことで迅速な消火を行うのがこの車両の任務でした。

 

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消防演習にて教王護国寺(東寺)五重塔へ向かい放水を行う銀龍号

 

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各種スムースノズルが並ぶポンプ操作盤。
ポンプ室の位置に放水塔が備わっているのがわかる

 

当時は特殊な車両に名前(愛称)を付けるのが慣例的だったようで、同車は「銀龍」の名がつけられていました。

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消防出初式の一斉放水での様子

 


SPRING 2016/FIRE RESCUE EMS vol.73
写真:宮脇健氏 文:木下慎次氏 参考引用:京都消防歴史資料館(リンクはこちら

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