2017.09.11

消防救助技術大会仙台市,全国消防救助技術大会,宮城県

東日本大震災から6年、未来へ歩み続けて。
第46回全国消防救助技術大会【仙台・宮城】

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今年で46回を迎える全国消防救助技術大会が、平成29年8月23日(水)に宮城県で開催されました。この大会は、日ごろ鍛え抜いた救助技術を披露し、互いの知識や技術を交換することで、複雑多様化する災害現場に対応できる高度な救助技術と強じんな体力や精神力を養うことを目的として年に一度開催されています。
今年はおよそ1,000名の隊員が集結し、陸上・水上計14種目の訓練と2種目の技術訓練を披露しました。

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宮城県では2003年に開催されて以来14年ぶりの大会となりましたが、その間の2011年に起きた東日本大震災はまだ記憶に新しく、東北地方に甚大な被害を残しました。
震災以降、東北地方で全国消防救助技術大会が行われるのは初めてで、当時のことを振り返り被災者に対する想いを抱きながら、未来に向けて歩み続けるために意義ある大会になったのではないでしょうか。

今大会のスローガンは結索の結(ゆい)。
人と人、心と心の結びつきを大切にしていくという想いを込め、「震災時の支援に対する感謝」「未来を切り開く仙台・宮城の姿」を発信するという意図があります。

大会のシンボルマークは、仙台市消防局のマスコットキャラクター「レスキューまさむね君」をモチーフとしたデザイン案を仙台でデザインを学ぶ高校生の皆さまから募集し、最優秀賞に選出されたデザイン案を基に作成されました。

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大会の会場となったのは宮城県総合運動公園グランディ・21。
広大な敷地の中で陸上・水上種目が行われた他、たくさんの出店や体験ブースなどが設けられ、多くの来場客で賑わいました。

開会式に颯爽と現れた防災ヘリコプター

飛行したのは、宮城県防災航空隊・防災ヘリコプター「みやぎ」と仙台市消防局航空隊・防災ヘリコプター「けやき」。
熱気高まる開会式前、大会会場の上空で2機のヘリコプターが迫力ある飛行を見せてくれました。

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東日本大震災の経験を生かした仙台市消防局による技術訓練

2011年3月11日、マグニチュード9.0の巨大地震が発生し、太平洋沿岸部に巨大津波が押し寄せ、多くの地域が甚大な被害に見舞われました。仙台市も7mを超える津波に襲われました。
そんななか、仙台市を縦断する仙台東部道路が防波堤の役割を果たし、一部地域に対する津波浸水と瓦礫の流出が食い止められました。
仙台東部道路沿いでは、押し流された家屋や車両の上に救助を求める方々が複数おられたそうです。

この救助訓練では、津波到着直後に大津波警報が継続して発表される緊迫のなか、高台となっている仙台東部道路を拠点として浸水区域で活動した経験を踏まえて、津波の第2波・第3波を警戒しつついかに隊員の安全を確保しながら迅速な救助活動ができるか検証して考案されたものとのことです。
訓練塔上を高台となる仙台東部道路上と見立て、塔下を津波が浸水して瓦礫が散乱している地上と見立てて技術訓練が行われました。
(※技術訓練時の解説アナウンスより引用)

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さまざまな体験ができるコーナー

東日本大震災で起きた津波の高さや地震を体験できるコーナーをはじめ、子どもたちが救助活動や消防活動を体験できるブースも設けられました。

7mの津波の高さを実感できる展示
地震体験
消火体験
ロープ渡過体験


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東日本大震災発生後の津波や被害状況を知ることができる写真展示


第46回全国消防救助技術大会・フォトギャラリー

訓練の様子をはじめ、会場でお会いした皆さまや会場で行われたさまざまなパフォーマンスのフォトギャラリーです。
Signalブースへお越しくださった皆さま、快く写真撮影に応じてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
来年の大会でもまたお会いできることを楽しみにしております。

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