2018.04.16

メーカー発!こだわりの逸品こだわりの逸品,ハイグラ

メーカー発!こだわりの逸品NEWS【VOL.07】

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CASIO G-SHOCK MUDMASTER

ハイグラTシャツ

2001年発刊のFIRE RESCUE EMS vol.12で初登場して以来、シグナルのハイグラTシャツはずっと売れ続けている。
まだ時代が「吸放湿」というウェアコンセプトに注目していなかったにも関わらず、その特質を見抜き、真っ先に過酷な環境に身を置く消防士たちにシグナルがこのウェアを提案した理由は。
現場の支持を一手に集めたその実績を裏付ける「ウェアの持つ力」をまさに「糸」から紐解いていきたい。

糸自体の半永久的な吸放湿性を追求。芯と鞘の構造を持つ特殊糸の誕生

ハイグラTシャツに使われている糸の開発は今から約20年ほど前にさかのぼる。それは、耐久性のあるポリエステル繊維に、天然繊維をしのぐような吸水性、吸湿性を持たせられないかという新しい合成繊維への挑戦だった。手間を考えれば、糸染めの段階で吸水材を混ぜ込む、あるいは糸になる前の液状段階で一緒にそれを混ぜ込むことで目的はクリアできただろう。実際に巷にあふれている吸水ウェアはこの類がほとんどだ。だが、それだと洗濯を繰り返すごとに薬剤が流出したり、湿気を含んだ吸水材が肌に直接触れ、快適な着心地を実現できない可能性が高い。湿度コントロールこそがウェアの快適性の鍵を握ると睨んだからこそ、安易な方法には頼らなかった。そこで考え出されたのが糸自体の構造改革、湿度をコントロールするポリマーを特殊な方法で糸に練り込む『芯鞘構造』だ。自重の約35倍の吸水能力を持つ特殊吸水ポリマーを薄くしなやかなナイロンで包み込み、肌当たりもやわらかくなるようにした。異なる性質の素材が芯と鞘の状態で組み合わされ、素材としての強度を保った状態で互いの性能を引き出しあう。しかもその性質は糸組織自体が壊れるまで持続する。半永久的な吸放湿性を持つハイグラナイロンの誕生である。

 
異形断面繊維による毛細管現象。表側から強力に汗を吸い上げる

吸放湿のハイグラに加担するもう一つの存在が「ルミエース」。やはりこれも特殊なポリエステル素材で、抜群の吸水力を発揮する。ルミエースの特長は糸の断面を見てみるとよくわかる。異形断面といって一本一本が複雑な形をしており、糸と糸の間に生まれる隙間が毛細管現象を起こし、水分を強力に吸い上げ発散していく。この2つの特殊素材の交編による"二段構え"構造が疲労の原因ともなる湿度を徹底的に排除し、ウェア内をつねにドライに保つ。


ウェア内側に見える黄色の糸がハイグラナイロン。あらかじめネイビーの染料を抜いたナイロンとポリエステルの差がそのまま色の違いとして目に映る。この色を追っていくだけでも複雑な二重構造が確認できる。


優れた吸放湿性が過度な体温上昇を抑制。無駄に流れ落ちる汗をくい止める。

吸湿+放湿の「ハイグラ」と吸水+発散の「ルミエース」の最強タッグ!


表側からルミエースが汗を吸い上げ、強力にその水分を発散する間、ウェアの内側にこもる湿気をつねにハイグラが吸放湿し続け、快適な状態を保つ。これによってウェア内の不快指数は抑え込まれ、無駄な汗をかきにくくなる。また、この複雑な二重構造は点接触という組織設計で肌に当たる面積を極力減らし、べたつきのない着心地の良さを実現。接触冷感というナイロンならではの特質も評判が高い。糸から何もかもが違う。それがシグナルのハイグラTシャツなのだ。

快適なウェア。それは安心感と着心地。確かな機能性とその存在理由


全国を回っていると、シグナルのハイグラTシャツを長年愛用されている方に出会えることがある。購入されたのは15年前だというのに全然くたびれておらず、糸から開発されたハイグラの底力には本当に驚かされる。一枚で着るのに最適な生地のハリ・コシ感は、安心感としての肉感であり、ぼてっとした重たさは感じられない。オリンピック選手たちも好んで指名したというこのウェアの潜在能力なら、消防の現場を支えることができる。そうして見抜いて、選び続けて、受け入れられたシグナルのハイグラTシャツ。すべての思いが詰まったこのTシャツをシグナルはこれからも推し続けるつもりだ。

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