2018.01.15

消防活動・訓練・その他活動ロープブリッジ救出訓練指導者,救助訓練

【第1回 悔しさを糧に上をめざす】
~ロープブリッジ救出訓練指導者~連載企画

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横浜市消防局旭消防署 都岡特別救助隊
山崎 浩司 消防司令補

人命救助の最前線を担う特別救助隊。その磨き上げた救助技術を競い合う“消防レスキューの甲子園”、全国消防救助技術大会へ二年連続の出場を果たした都岡特別救助隊に密着し、指導する隊長の熱い想いをうかがった。

-第1回- 悔しさをに上をめざす

父子二代にわたる消防士一家

私が消防士になったのは同じく消防士だった父親の存在が大きいです。消防署によく見学に連れて行ってもらいましたし、署の運動会などの行事にはいつも参加していました。自宅にも父親の同僚の方がよく来られていましたから、消防士に囲まれて育ったようなものですね。だからごく自然な流れで消防士をめざしていました。

救助技術大会への挑戦

憧れだった救助隊員になり、20歳のときからロープブリッジ救出を始めました。横浜市消防局の場合、全国大会への切符を手にするには、まず横浜市訓練会から始まって神奈川県指導会、そしてさらに関東地区指導会へと進む必要があります。挑戦3年ほどで横浜市訓練会は突破できるまでになったのですが、その先にどうしても進めない。全国大会など夢のまた夢、という感じでした。

願いが叶ったのは平成17年の第34回大会(さいたま市)。挑戦15年目です。遠回りした分、感動はひとしおで、本番の塔の上から眺めた景色は一生忘れることがないでしょう。

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第38回大会で選手宣誓に立つ山崎隊長

コンマ数秒差の大きな悔しさ

初出場の4年後、平成21年の第38回大会(横浜市)にも出場できました。当時の全国大会は多くのチームが出場することが目標だったと思います。正直、私も大会での成績には心底こだわっていたわけではありませんでしたが、実際に出場してみて、自分たちよりも速いチームがいるということに悔しさを覚えました。やはり速いチームを目の前にすると、当事者にしかわからない大きな隔たりを感じてしまう。わずかコンマ数秒の差であっても、世界が違うのです。

ですから指導者の立場となった今、選手たちにはコンマ数秒を追求する姿勢の大切さを口を酸っぱくして言い続けています。現場に出れば、そのコンマ数秒が要救助者の命を左右する場合もあるのですから。

“負けないチームづくり”

今の全国大会に出場してくるチームは出場して終わりではなく、いかに優秀な成績を収めるかを真剣に考えていますね。しかし大会は本番一発勝負ですから、なかなか思い通りにはいきません。まずは出場が第一の目標となるでしょう。それには次回で詳しく説明しますが、“勝つチームづくり”ではなく“負けないチームづくり”が必要です。

私が指導している都岡特別救助隊は二年連続で全国大会に出場することができました。我々の特徴として、シーズンの始めは、まず渡り込みを一カ月実施します。昨年は一日100往復、今年は150往復を渡り込みました。「渡りにスランプはない」が持論ですが、渡りはやればやっただけ安定し、速くなります。それから横浜市消防局伝統の独特な結索方法。これは私が救助隊員になった当時に先輩から教わったもので、あえて変えずに使い続けています。

今は情報の時代ですから、全国大会に連続出場すると注目されますし、ほかのチームから助言を求められることもあります。その際「まだ一年目の隊員がいるので来年か再来年に全国大会へ」という言葉を聞くことが多いのですが、私の答えは「一年目だからこそ今年全国に行きましょう!」です。救助技術大会の一年目は消防人生で一度きり。もっと熱くなりましょう!

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