たんぽぽのように強くたくましく

和木町は広島県大竹市と山口県岩国市に挟まれた人口6400名の小さな町。消防団員は60名程度、女性消防隊にいたっては8名しかおらず、これまで幾度となく存続の危機にさらされました。しかし、そんな危機を乗り越え、今年は山口県代表として全国女性消防操法大会への出場を果たしました。
小さな町の小さな女性消防隊ということで、操法練習をするにもひと苦労。整備の整った練習場所もなく、足りない照明は指導員・団員の車のヘッドライトを活用して乗り切りました。何度踏まれても起き上がるたんぽぽのように、やる気と団結力はどのチームにも負けません。

雨のなかでの悔し涙

第23回全国女性消防操法大会出場時の記念撮影

第23回全国女性消防操法大会当日は悪天候による競技の中断もあり、万全のコンディションとはいえませんでしたが、必死の訓練の甲斐あって中盤までは3位位置と大健闘。最終順位は岡山県代表美咲町女性消防隊に得点を抜かれ、4位入賞に。トップ3を目前に悔しい気持ちになりましたが、チームワークの強さと日ごろの訓練の成果を発揮できたことが、次なる目標を手に入れるきっかけとなりました。チャンスがある限りは全国優勝をめざし、頑張っていきたいです。

全国の消防団員のみなさんへ

消防活動を通じて防災知識や意識が高まり、自らのスキルアップにも繋がります。被災されて困っている方などを助けたり、地域の人の役に立てる消防団を今後も一緒にめざしていきましょう!