2018.07.02

消防車両紹介京都市,歴史,消防車両

消防の歴史を築いた懐かしの消防車両

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SPECIAL ISSUE CLASSIC FIRE ENGINE by KYOTO CITY FIRE DEPARTMENT

日本の消防車両は自治体消防発足以降、徐々にその台数やバリエーションが拡充していった。今日では多種多様な消防車両が人々の安全で安心な生活を守っているが、そのラインナップの原型が確立したのも自治体消防発足前後の時期といえる。しかし、消防史に残る当時の車両たちの姿は、今となってはなかなか目にすることはできない。ここでは京都市消防局に配備されていた車両を通し、消防車両の歴史を見ていこう。

伏見消防署 醍醐消防分署 第4小隊

33メートル大型はしご車

33メートル大型はしご車日野レンジャー TC393/モリタ・リフト 昭和56年式

1扉2キャビン、はしご梯体上にリフターを装着した日本独特のはしご車である。はしご操作席はターンテーブル右側にある。京都市消防局のはしご車には、ポンプ装置一式、輻射熱防除用噴霧水放水装置があわせて設置され、長尺の吸水管をセットしている。醍醐分署管轄区域である伏見区の桃山丘陵の東側の地域には、醍醐寺や法界寺をはじめ多数の中高層住宅が建ち並ぶ。管内は東部救助隊を配置する山ノ下消防出張所がある。
(昭和58年1月撮影)

中京消防署

テレビカメラ付 スクアート車(0431)

テレビカメラ付 スクアート車(0431)日野レンジャー WB(昭和55年式車に搭載したテレビカメラ及び二折式ブーム)

昭和56年2月19日。京都市中京区壬生御所ノ内町で染物工場や住宅などが建て込んだブロック内で火災が発生。19棟が全焼、3棟半焼及び17棟が部分焼という大きな損害となった。木造密集地ということもあって地上での指揮は死角も多く、高所からの現場状況把握もままならない現状に対し、いかに機材を生かしつつ技術を駆使できるかと検討され、誕生したのがこの特殊車両である。前後のアウトリガー装置や高さ15メートルへ伸張できるブームの先端にテレビカメラを配し、指揮所からのリモートコントロールによって現場状況の確認と操作ができ、先端のノズルからは放水も行う。車番0431は、中京の「建制順の4」「放水塔車の30番台」の1番目を示している。救助工作車、特殊消防作業車はともに白線入りだ。
(昭和58年1月11日 消防出初式 参加地で撮影)

伏見消防署

水防用資材搬送電動車「山口号」

水防用資材搬送電動車「山口号」

昭和58年消防出初式で披露された車両。この搬送車は凹凸のある地面との接地面積を確保できる8輪仕様で、乗員2人。赤色回転灯及びサイレン付スピーカー、前照灯を備え、水防用の資材(土嚢用の袋、縄、木槌、杭など)を運ぶ。京都市消防局の山口格太郎氏が、水防活動時の多大の苦労と安全を考え、少しでもその労力を緩和して欲しいとの思いから寄贈された車両である。現場での運行制限もあるので、水防用車両に積載された上で、水防団員、消防団員及び消防署員への資材を届ける。伏見区内は淀川、鴨川が集流し、さらに桂川とも合流するので、水防団が組織されている。
(昭和58年1月撮影)



SUMMER 2018/FIRE RESCUE EMS vol.82
写真・文:宮脇健氏

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